2017年3月28日火曜日

菊地英昭(エマ)使用機材~エフェクターRetro-Sonic PREAMP編





THE YELLOW MONKEYのギタリスト菊地英昭(エマ)さんの使用機材紹介シリーズ。

今回はプリアンプである。


菊地英昭(エマ)使用機材~エフェクターRetro-Sonic PREAMP編



FREE THE TONEの林さんの記事を見ていてなかなか聞き馴染みのないメーカーだったので調べてみよう。



Retro-Sonicとは



初めて聞いたメーカーだったけど、どうやら「ヴィンテージエフェクターを現代的に再現」したエフェクターがウリだという。

つまり今は入手困難だったり廃盤になっているエフェクターを復活させているということだ。
その際にコントロールを増やしたりジャックの位置を変えたりして、現代のギタリストの要望にも応えるというアレンジをしている。

こういう取り組み、好き。

代表していくつか紹介すると、


Retro-Sonic Distortion






というディストーションはRATのRat1(オリジナル)を再現している。


Retro-Sonic Chorus Stereo Edition





これはBOSSの1976 CE-1のオリジナルモデルを再現している。

他にもMXR Phase90だったり、ROSS Compressorだったりいくつかエフェクターを発売している。

気になった方はチェックしてみてはいかがだろうか。


そして本題であるRetro-Sonic PRE AMPであるが、これはBOSSのFA-1というエフェクターをモデリングしている。

そもそも元であるFA-1をご存知だろうか。僕は初めて聞いた。ということで、元ネタを調べていく。








BOSS FA-1








機能としてはプリアンプなのだが、如何せん知名度が低い。元々が知る人ぞ知るといった類いのエフェクターではないだろうか。

正式な品名はBOSS FA-1 FET Amplifierのようである。

BOSSの最初期に発売されていたらしいが、いつの間にかラインナップから姿を消したエフェクターらしい。


ツマミはTREBLE、BASS、VOLUMEで、さらに6dbのローカットのスイッチが付いている。
それとジャックがINもOUTも上に付いてたり使いづらそうである。


フットスイッチが付いていないので、掛けっぱなしを想定しているということか。


いくつか紹介記事は見つかったけど、電源も9V電池オンリーみたいで、確かに現在使おうとすると何かと使い勝手が悪そうである。

それでも音はなかなか好評みたいで、それでマニアックな人気が出たのだろう。


試奏動画を貼っておく。





では次にRetro-Sonicについて見ていこう。



Retro-Sonic PREAMP




配置は現行のコンパクトスイッチ系統は元のFA-1を引き継いでいる。

そこにフットスイッチやLEDが増設されている。そしてINとOUTのジャックは現行エフェクターに合うように左右に付くようになり、電源も9Vアダプター対応となっている。

デザインもすっかり今のエフェクターの様となっている。元のいかにもというグリーンカラーもなんか哀愁があって愛しく見えるが。


プリアンプはこれをかけて、ケンタウルスと先日書いたBognerのHARLOW BOOST With BLOOMが歪みの要ということだろうか。


エマさんのあの太いギターの音色は憧れてしまう。



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