2017年1月10日火曜日

【名曲アルバム③】Buzy / パシオン(作詞:新藤晴一 作曲:本間昭光)






脈絡なく曲をセレクトしてひたすら語り倒す「名曲アルバム」第3回。


今回は惜しくも解散してしまったこのグループの曲。
ポルノファンは是非チェックして欲しい曲である。



Buzy/ パシオン












作詞:新藤晴一、作曲:本間昭光




2006年に解散してしまったBUZY、そのラストシングルとなった曲。
シングルのジャケットは晴一画伯による書き下ろしイラストである。


Buzyはデビュー曲より作詞:新藤晴一、作曲:本間昭光という布陣で楽曲が製作されていた。
言わずもがなポルノのヒット曲を担ってきた組み合わせである。

曲、歌、ダンスととても評価は高かったが、結果的にセールスが伴わずに解散してしまった。

本当に勿体無いと思う。

新藤晴一もBuzyについては以前ブログで触れていた

こういった実力がしっかりあるグループが解散してしまったのは残念で仕方ない。


特に奈央さんのヴォーカルは天性の才能と思えるくらい素晴らしくて、僕は大好きな歌声であった。
自分の中では女性ボーカルの中では理想的な声と言ってもいいくらい好きだ。


この曲"パシオン"は本間昭光のラテンテイストに、新藤晴一の大人の恋愛の駆け引きの歌詞という、ポルノグラフィティのファンとしては見逃してしまうのは勿体ない完成度の曲となっている。

解散してしまったので生で聴ける機会はほぼないけど、以前ポルノのツアーでBuzyのデビュー曲である"鯨"をセルフカバー(と言うのか?この場合)して演奏したケースがある。


まぁ、ポルきたツアーはチケット取れず見てないけどな。


だいぶ月日も経ってしまったけど、いつの日かこの曲を生で聴きたいと願っている。








"大人"歌詞




イントロのスパニッシュギターから完全にこれぞ本間昭光!という曲。
メロディといい、曲展開といい、アレンジといい、素敵すぎてしまっている。最高だ。

あらためて本間昭光のプロデュースとアレンジの力の凄さを見せつけられる。


そんな曲に対して、先にも書いたとおり新藤晴一は女性言葉による大人の恋愛をテーマに持ってきている。
ポルノでいえば"瞳の奥をのぞかせて"のような恋愛模様。云わば伝家の宝刀ともいえる。

つまりは、大好物である。好きなものしか並んでないレストランだ。
涎が止まらない。


好きなフレーズの宝庫で。


会えない時間を全部あなたのそばにいられる一日に
引き換えても構わない


恋心はなぜいつも悲しみを引き寄せるの?
そうじゃなきゃ恋とは呼べないのかな?



新藤晴一らしい歌詞であり、どこを切り取っても素晴らしいフレーズばかりである。
ご飯何杯でも食べられる。

決して叶わぬ恋、しかしそれを認めたくない、今この逢瀬を生きていたいという女性の心情が切ない曲だ。
歌詞提供とあって、どの行間からもその意気込みが伺える。

是非とも歌詞を見ながら聴いて欲しい。




ベストアルバム



最後に、ベストアルバムについて。

2006年にベストアルバムが発売していて、とても素晴らしい内容なんだけど2011年に再販されている。

PV4曲を収録したDVDが追加され、CDも"Venus Say..."を含む3曲が追加されている。
オリジナルを買った僕は泣きたい。

そんな気分にもある「パシオン」のカップリングでもある"泣きたい夜に聞きたい言葉"も収録されている。
こちらも大名曲なので聴き逃し厳禁である。






それにしてもよく海外バンドがアルバム出た後に「スペシャルエディション」やら「来日記念盤」なんかが出るのと似ている。
あれ、このご時勢に真っ当にCD買った人間に対して酷すぎる仕打ちではないか。

友人は大好きすぎるバンドのアルバムで先行販売(輸入版)、初回限定国内版、来日記念盤で同じアルバム3回買い直したりしている。僕も似た経験は何回もしているけど、やっぱり悲しいものだ。

他の曲も素晴らしいので、もう一度Buzyを聞き直してみてはいかがでしょうか。


☆名曲アルバム

  1. 【名曲アルバム①】ハルカトミユキ「その日がきたら」
  2. 【名曲アルバム②】I WISH「明日への扉」(川嶋あい/旅立ちの日に…)








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