2017年4月23日日曜日

ポルノグラフィティ's ヒストリー chapter.1「因島」




どうでもいい前置きや目次についてはchapter.0を参照してください。

chapter.0「前置きと目次(随時更新)」


ポルノグラフィティ's ヒストリー chapter.1「因島」


※長いため改ページしております


2017年4月22日土曜日

ポルノグラフィティ's ヒストリー chapter.0「前置きと目次(随時更新)」






これから何回かに分けてポルノグラフィティのヒストリーを書いていきたいと思います。


久しぶりに「ですます調」で書くと新鮮ですね。


古き良きテキストサイト風で書いていきます。


今回はどうでもいい前置きと目次です。




どうでもいい前書き




そもそも、

なんで突然思い立ったかというとですよ。



僕はギリギリ、テキストサイトを見て育った世代なんですが、その中でオアシスのヒストリーを書いてるサイトさんがあってですね。




そのヒストリーがすこぶる面白くてですね。



今でも定期的に読み返してるんですよ。


もう全部覚えてるのに。



これはあれですね。



「水曜どうでしょう」を何回も見返してしまう心理と近いものがあります。




もっと端的にいえば、




病気です。



いや、




中毒です。



とにかく、そんなこんながありまして、先日久しぶりに30回目くらいを読み返してるときに、




これポルノで書きたい。



と思ったわけです。



ということで古き良きテキストサイトをパクり参考にしてポルノグラフィティのヒストリーを書いていこうと思います。

もうブログという文化すら衰退しているのに、2017年に僕は何をやってるのでしょうか。


ということで以下に目次を随時足していきたいと思います。



目次



chapter.1「因島」
chapter.2「NO SCORE(ノー・スコア)結成」
chapter.3「ポルノグラフィティの誕生」






【関連記事】
第一回ポルノグラフィティファン度測定テスト
占いで見るミュージシャンの性格~ポルノグラフィティ編
【ショートストーリー】僕の名前は…~欠けた月と砂漠の都で
chapter.4「大阪での活動」










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ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.4.16放送分 ライナーノーツ読みます?





混ざると紛らわしいので自分のは赤字にしました。



ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.4.17放送分



オープニングトーク



東京の桜は散ってしまった。

東京は寒い日が続いた。
それは太陽の活動が弱まっていて、黒点がない日が多くなってきている。ミニ氷河期を迎える可能性がある。

そういえば温暖化は嘘でこれから氷河期が一気にくるという都市伝説があるね。

13年で60%の活動になって、これはビジネスチャンスも生まれるかも。



1曲目"オレ、天使"




浅田真央の引退




浅田真央ちゃんが引退。

東京新聞の社説では良寛和尚の「散る桜 残る桜も 散る桜」が使われた。
枝に残ってる桜もいずれ散ってしまう桜だということ。

スポーツ選手の散り際(去り方)を見ていると、人生の縮図のよう。

音楽ではスパイダースのかまやつさんが一世を風靡した、それが次の世代が表れてということを繰り返してきた。
そこから今週生まれるバンドもあれば、まさに今初めてギターを持とうとしている人にも繋がっていく。



2曲目"ひとひら"



イースターとカープ




昨日はイースター。

最近凄く推しているよね。
うさぎ好きの僕は嬉しいが、あまりに多くなってきて戸惑っている。


イースターは商業価値が高まっている。

キリストの復活を祝う日を俺たちが盛り上がってていいのか。
ハロウィンもそうだよね。

海外に行って仏閣や教会などの宗教施設に観光に来るのは日本人ばかり。それは日本人が宗教に寛容だから。
「でも、京都行ったら外国人いっぱいおるよね?」


コーナー: カープ通信

カープは好調。カープが強い。ピッチャーの菅野の調子が良い。
6回で弱ったけど、それでも普通の投手の絶好調くらい。


メール:開幕2日目を見てきた。5時間30分の長い試合。四球が28という試合だった。

ストライクゾーンどんどん狭まっていったのかね。



3曲目"Report 21"











月刊 音話



洋楽のCDに入っているライナーノーツを読みますか?
最近ライナーノーツのボリュームが減っているそう。

晴一さんはちゃんとライナーノーツを読むそう。でもネットで仕入れた知識もそれなりにあるので難しい。

晴一さんはネットで買った時の困ることは演奏者がわからないこと。
確かに自分も結構興味持ってるところだから演奏者は気になる。

そしてライナーノーツは曲にまつわるエピソードも載っているので、読むと曲に対しての見方が変わることもある。

問題はいくつかあると思うんだけど、そもそもCDが売れてないということと、洋楽CDは尚更さらに売れなくなってきている。
僕は昔は絶対国内盤を買ってたけど、今買うとしたら輸入盤ばかり。

なぜかというと、CDを売る為にDVDとかの付加価値を付けて国内盤の値段が上がってるんだよね。それは日本のにも言えるんだけど。
まぁ長くなるから、別記事でも書くか。


コーナー:月刊 音話


メール: 台湾ライヴ2日間参戦した。前から疑問に思ってたのですが、イヤモニしていると客席の声はどれくらい聞こえているものなんですか?

昔は耳鼻科に行ってちゃん
と耳の型を取って、完璧な耳栓を創ることから始まる。その耳栓にクリアな音を流してもらうのがイヤモニの役割。
声を聴きたいヴォーカリストは片耳取ったりすると本来はイヤモニの役目を果たせてない。

ポルノは曲の終盤で客側のマイクの音を上げてくれるのでライヴDVDの音のようにしてくれてる。

ほぉー!勉強になる!


4曲目"グァバジュース"



今浪君の持ってくるニュース




イギリスで恋人募集中の人が下半身だけを見て恋人候補を決めて行くという番組が。最後の1人でようやく顔が見える。

今浪くんよくこんなニュース拾ってくるな。
もうこれを見つけてきた今浪くん含めみんなアホなんじゃないかと思えてきた。これが通った企画会議の様子のドキュメンタリーこそ見てみたい。

バイセクシャルの人にはちゃんと男女が半分半分あるそう。

下半身の裸ではなく、まだ服来てる下半身の方が人と成りが読めそう。



コーナー: もっと面白い話ないん?


メール : 本名オノミチコさん。昨年結婚して名字が変わって(小野)「尾道の申し子」みたいになってしまった。


「日本太郎」みたいなものだね。尾道来たらきっと仕事あるよ。
小学生の時に「ミホ」という名字の男の先生がいたから「ミホ」という名前の人と結婚したら「ミホミホ」になるねとアホな会話をしてた。


5曲目"777" THE野党



では今週も閉店です。









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2017年4月21日金曜日

尊敬してるドラマー~その1「 ピエール中野(凛として時雨)」








とうとうドラムまでシリーズにしてしまった。


ドラムはバンドの要である。

しかしながらリズム隊はなかなか陽の目を浴びることはない。
ところが中には圧倒的な個性によりそのキャラクターを築き上げる人たちもいる。

分りやすい例を挙げるとXJAPANのYOSHIKIさんなんてまさにそうだろう。

そして、今回はドラマーの枠を越えまくり、活躍の場を広げまくっているこの人。


ピエール中野 (凛として時雨)



※以下敬称略で書いていく



プロフィール



1980年7月18日生まれ、埼玉県越谷市出身である。
その越谷愛から市のページでインタビューまで受けている。

音もパフォーマンスも含め、『圧倒的にすごい!』と思われるドラマーであることが目標

凛として時雨は2002年結成だがピエール中野は2004年に脱退したドラマーの代わりとして正式に加入したという経緯である。

初期メンバーじゃなかったのは知らなかった。

凛として時雨といえばやはりフロントマンであるTKの個性が圧倒的に前に出ているのだが、それを支えているピエール中野のドラムと345のベースも欠くことのできないものである。






ドラマーとしてのスキルの高さなどからサポートやレコーディングのドラマーとしてあちこちからオファーを受けている。

もちろんドラマーとしての腕前が第一だろうが、それプラス人柄の良さもあるだろう。

YouTubeにアップされている「ぷらナタ」という番組(WOWOWとナタリーの共同番組)のMCをやっているが、個人的にドレスコーズの志磨遼平さんがゲストで出た回がとても好きで先日も見返していた。





志磨さんもピエール中野も人柄の良さが滲み出ている。

そういった人柄もあちこちから仕事のオファーがくる要因だろう。










遅すぎる気付き




そうは言っても僕はそんなに熱心に凛として時雨をちゃんと聴いてはいなかった。むしろ友人のが熱心であった。
でも一度だけライヴを見たことがあって、それはテレ朝ドリームフェスティバルである。

以前にも書いたが、ポルノグラフィティがトリを飾った日だったんだけど、flumpool、凛として時雨、星野源、サカナクション、斉藤和義、ポルノグラフィティという今考えてもとんでないラインナップの日であった。

この並びを見ても分かるように凛として時雨はかなり異質な存在であったが、本当に素晴らしいライヴだったと思う。


当時は気付かなかったのだが、後々にちょっとずつ音楽的な知識が増えてくると、この人ドラムめちゃくちゃ上手いと気付いた。数年後くらいに。遅すぎる。


キッカケはMETROCK(メトロック)の映像であった。といっても凛として時雨としてではなく、DJとして登場したピエール中野を見たことがキッカケである。
やたらと前髪を気にしながらアイドルソングやヒット曲をプレイする姿に興味を持った。


凛として時雨もちょくちょく聴いているけど、その後に星野源の曲にゲスト参加したりして、そこであらためてドラマーとして凄い人なんだ!という認識をした。
ようやくである。

サポートドラムの中では星野源の"Crazy Crazy"のドラムとかドレスコーズの"人間ビデオ"のドラムなんて好きだなぁと思う。









エゴサの鬼



最後に1つ記事を紹介したい。

というかこの記事読んだことがこれを書くキッカケとなったのだけど。

「自分の登る山を見つける」ピエール中野のキャリア構築論

Work Switchは主に働き方についての記事が掲載されている。
尊敬している青年失業家ことライターの田中泰延さんかコラムを寄せたことでこのサイトを知った。

この記事がとても面白くて、ピエール中野という人間にさらに興味を持ったのだ。


好きな事をしっかりと続けられて。バンドマンとして「求められる人でありたい」と常に思っていて、今のところそれは続けられているので。


この言葉に全てが表れてると思う。


ドラマーとしてのキャリアを築き上げてきた経緯、ピエール瀧との関係、Twitterのフォローが凄すぎる話、これからの展望なんかを主に語っている。
特にピエール瀧とのエピソードが面白すぎる。電気グルーヴも大好きな自分にはこういうエピソード本当に弱い。めちゃ笑った。






Twitter本当に凄いよね。自分でこの記事のこと書いたら15分しないくらいで本人からお気に入り登録とフォローの通知がきた。「エゴサの鬼」は伊達ではない。
ちなみにインタビュー時点で22万人のフォロワーであったが、現在はすでに23万人になっている。


ドラムに関する語彙力の無さがたたり、ドラマーとしての凄さを語れていない気がして申し訳ない。


【関連記事…?】

ドレスコーズビギナーがアルバム「平凡」を聴いた感想と志磨遼平の魅力
【感想】星野源『いのちの車窓から』 アンチにだって読んで欲しい一冊
【ハマケン】浜野謙太という才能、SAKEROCKは星野源だけじゃない













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2017年4月18日火曜日

【感想】星野源『いのちの車窓から』 アンチにだって読んで欲しい一冊






星野源のエッセイ集『いのちの車窓から』を読んだ。
雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載をまとめたものである。


星野源好きとして感想を書いていこうと思う。

連載ものだけに一編は短いし、全体の文量としてもそんなに多くないエッセイなので、サクッと読める。
だけど、自分は一編一編をじっくりと読んでいった。好きなエッセイはそうやって読んでしまう。


星野源『いのちの車窓から』感想








星野源という人




まず、はじめに断りを入れておきたい。このエッセイは星野源好きはもとより、星野源のことをよく知らない、なんとなく最近よく見かけるけど、なんか人気だしあんまり好きじゃないという人にも読んで欲しい。

このエッセイではそんな星野源という人間の魅力が詰め込まれている。
売れたものに対してはほぼ相対的にアンチを生む。それは「自分には魅力が分からない」という気持ちから派生していることが多い。

このエッセイにはそんな人たちがもしかしたら星野源という人間を見返すようなものがあるのではないか、読んでてそう思ったのだ。


エッセイは他にも何冊か出ているんだけど"SUN"や"恋"、なんならガッキーの話題もあるので、最近知った人はこれが一番取っ付きやすいと思う。
でも他のも面白いので、これを気に入ったら是非違う本も手に取って欲しい。


星野源の文は特筆しているという点ない。自分を棚に上げて偉そうなことを書いてしまったが、僕は地獄に堕ちるので許して欲しい。
星野源の文章はとにかく淡々とリズムが安定しているのだ。

何故か、自分が星野源を好きになった理由がこの文章の随所に表れているからだ。

それは「日常」を切り取る目線である。



何気ない日々




僕がエッセイを好きな理由は、書き手にとって世界はどう見えているのかを垣間見ることができるからである。

たとえば同じ景色でも抱く感情は千差万別である。

「この人にはこうやって見えているのか!」という驚きと発見が詰まっているからこそ、僕はエッセイを読むのが好きなのである。

同様に自分が今後も経験しないであろう事象を文章の上で体感できるという点もある。

最近の歌詞は別のベクトルになってしまったが、星野源がソロデビューしてしばらくは日々の生活を歌った曲が多かった。

たとえば"ステップ"の

両手の花を 君の側に生けよう
願う また来る 待ち合わせはここで
大手振って 帰る


たとえば"キッチン"の

いつかなにも なかったかのような顔で
飯を食べて 幸せなどとほざくだろう


とか好き。

何を言いたいかというと、このエッセイ集には今は少なくなった星野源の"日常"を描いた歌詞を感じることができたのだ。








"日常"



例を出すと「ある夜の作曲」という編。

作曲の合間、深夜3時に入った行きつけの立ち食い蕎麦屋。
そこで起きたいつもとは違う"日常"。

いつものおじさんがいなくて、いつも掛かっている演歌ではなくアメリカのオールディーズのポップスが流れている。

とても些細な出来事だけど、読み終えて不思議と心が残る。

まったく同じ経験はなくとも、似たような感覚になった経験はないだろうか。
繰り返される日常の中のちょっとした変化。優れたエッセイを書く人はそのアンテナがとても鋭い。


これは"日常"のエピソードであるが、『いのちの車窓から』には「非日常が日常になること」も書かれている。
紅白に出ること、新垣結衣と競演すること、大泉洋。


ものすごく個人的なことなのだが、大泉洋のエピソードを読んで驚いた。

内容は大泉洋との関わりから、紅白での大泉洋とのエピソードで終わる。
星野源は歌い終わったステージから審査員席を見るそこには


『椅子から飛び上がり、目をキラキラさせながら全力で拍手をしてくれた。』

そんな大泉洋が目に映っていた。


僕は知っている。この時の大泉洋の気持ちを。


なにかというと、この回を読む前日、僕は「おにぎりあたためますか」を見ていた。
スカパー!のテレ朝チャンネルで放送しているのだが、スカパー!では本放送の1年遅れで放送されている。

その回の最後に大泉洋が紅白に審査員で出演した際のエピソードを話していたのだ。
内容はずっと審査員席から紅白を見ていると"歌いたくなる"そうだ。その中で「星野源ちゃんとかが歌ってるんですよ」とも言っている。

嘘みたいなタイミングでステージと審査員席が繋がった。
まさに昨日の今日というタイミングだったので、驚いてしまった。


話が脱線して長くなってきたのでそろそろ終わる。

とにかく、このエッセイにはそんな様々な"日常"が書かれている。

連載も続いているし、あとがきからも2巻以降の発売も間違いないだろう(そもそも背表紙にも""ってばっちり描いてある)


あらためて書くが星野源を好きな人だけでなく、様々な人に読んで欲しいエッセイだった。
まぁ発売数日で買った僕のがもう再販になってるくらいだし、僕の余計なお節介だろうか。









【関連記事】
【逃げ恥】星野源の才能と魅力と批判について再度考える
星野源の実家に迷惑かけて閉店させた奴はファンとは呼ばない
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2017年4月16日日曜日

アゲハ蝶歌詞解釈~夏の夜に咲いたアゲハ蝶






音楽好きをしていると大抵1曲は「人生を変える1曲」と出逢う。


自分にとってそれがポルノグラフィティの"アゲハ蝶"である。
中学時代に初めて聴いて、その後の人生を運命づけてしまった曲である。


"アゲハ蝶"の素晴らしさは挙げると枚挙に暇がない。
その中で今回は歌詞について、掘り下げてみたいと思う。



ポルノグラフィティ"アゲハ蝶"歌詞解釈







アゲハ蝶の"行間"



なぜ突然そう思ったかというと晴一さんの著作であるエッセイ集「自宅にて」を読み返したからだ。







その中で"アゲハ蝶"の歌詞について書いている箇所がある。

少し抜粋する。


そして今回の「アゲハ蝶」。「アポロ」とは違う創り方だった。"行間"を感じて欲しいって。むしろ言葉にできることも"行間"に託して、聴き手が自由に広げてくれたらいいって。



シングルでありながら、しっかりと行間も含ませることのできるようになってきた時期だからこそこの"アゲハ蝶"は生まれたのだ。

それを表すように歌詞では

詩人がたったひとひらの言の葉に込めた 意味をついに知ることはない

と歌われる。


上でも触れているが晴一さんは「歌詞については個人の解釈に任せる」というスタンスの人である。
だからこそ今まで僕はあれこれ書いてきたんだけど。


その上、晴一さんの歌詞には行間を読み取りたくなるような魅力が秘められている。

では具体的に歌詞を見ていこう。








旅人








主人公は旅人に問いかける。
この旅人はその後で自分自身だということが判るのだが、その問いかけは、


「どこまで行くのか」
「いつになれば終えるのか」


というものである。

「終える」という言葉にもあるように、主人公は自分自身の行く末を見定められていない。

そんな中で"アゲハ蝶"と出逢う。


主人公と"アゲハ蝶"は対象的である。
宛もなく道を歩いている主人公、一方"アゲハ蝶"は自由に空で舞い遊んでいる。


後に晴一さんは"メリッサ"を書くことになるのだが、そこでも「地を這うばかりの俺」と「宙に舞うメリッサの葉」を対比させている。それにも近いと思う。


蝶は風水的に「美」や「喜び」を表す。
そして、もう1つ「生まれかわり」という意味もある。

主人公が"アゲハ蝶"に惹かれるのは、自分にはないものを"アゲハ蝶"が持っているからである。
だからこそ、主人公は"アゲハ蝶"に魅了されるのだ。



詩人



2番に出てくる詩人は何を表しているだろうか。

詩というものは限られた文字数に想いをこめる。
先にも挙げたように、そこに"行間"があるのだ。

2000年以降、歌詞の行間を読み取るような曲が減ってきた、とはよく言われることである。
想いを表面化させて、読み取るではなくて直接感じさせる歌詞だ。


この歌詞は「込めた想いが上手く伝わらない」ということを示している。だが、同時に「詩(歌詞)を表面的にしか受け取ってくれない」という書き手の心情も込められてはいないだろうか。


表面の先、行間にまで込められた想いが伝わらないという葛藤である。


詩(詞)を書くものとしての葛藤はその少しあとにカップリングとして世に出る"TVスター"で更に色濃く描かれている。歌詞を抜粋すると、


君だけの歌は今
CDショップに並んでる


一人部屋で書いた
白い紙に書いた
言葉が街に舞い散る
気付いてくれるといいな


と表現されている。
できればフルで聴いてほしい。


晴一さんは2009年に発売したシングル曲"この胸を、愛を射よ"辺りからシンプルな言葉を使った歌詞を書くことを意識する機会が増えた。
もちろん全てではないが。

そこに意識がシフトしたのは、こういった側面を感じたのかもしれない。


2番のサビは人気が高いフレーズだが、この部分は晴一さんとしては「サービス的に書いた」歌詞であるという。どこで言った発言か失念してしまったが。カフェイレだったかな。
そこばかりが注目されてちょっと悲しいというようなニュアンスの発言だったように聞こえたのを覚えている。


エッセイでも書いているが、シングル曲はサビの頭数秒で心を掴むようなものを目指しているという。
"アゲハ蝶"はサビではそういった"キャッチー"さを強めた歌詞だけど、メロ部分は比較的しっかり読み込んでいくような歌詞というバランス感覚だと思う。



夜の蝶



最後のサビ。これこそが"アゲハ蝶"の歌詞の世界を紐解く上で重要なものである。

歌詞の最初で「夏の夜の真ん中 月の下」とあること、そしてそこに"咲いた"アゲハ蝶。

つまり"夜の蝶"である。


「夜の蝶」という映画がある。1957年に公開された映画で、吉村公三郎が監督である。





この作品は銀座の酒場に生きる女性、つまり水商売の女性を描いた作品である。
ここまで書いたが、僕はこの作品を見たことがなくてWikipediaの受け売りである。


しかし、手の届かぬ存在、愛されたいと願っても叶わないこと、バンドが売れて晴一さんも経験したであろう夜の世界。
ふざけた解釈と取るかもしれないが、自分としてはわりと真面目に考えている。


「冷たい水をください」はチェイサーではないか。
すまない。こちらはふざけた。


さて、蝶は花から花へ蜜を吸うため飛び回る。
そしてその身体には花粉が付いている。

羽ばたいた蝶はその花粉を撒き散らしはしないだろうか。


最後に余談だが"アゲハ蝶"は昔、漫画化されたことがある。
その作品の主人公は中年の父親であり、歌詞のアゲハ蝶は娘の友達たいう際どい設定で、ファンからそれはそれは大層な批判を受けていた。


☆歌詞解釈シリーズ











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2017年4月13日木曜日

ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.4.10放送分 ヴィンテージギター買ったぜ






ヴィンテージギターの答えが遂に。


ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.4.10放送分



オープニングトーク




今回は晴一の辞書特集。
このコーナーはまぁまぁ頭を使うので大変。


新入社員は社会人や学生は2週目。
懐かしい…


晴一さんは学生時代は野球部だった。
中一の時は卓球部。

色々なものに興味を持って、やらなくなってきたが野球はずっと好き。


1曲目"Cloud 9" Jamiroquai
新譜が遂に発売。そしてザッピングしてもどの瞬間を切り取ってもジャミロクワイ。それが凄い。



ヴィンテージギター



新しいギター"たち"の話。
晴一さん新しいギターを手に入れる。

59年のテレキャス。
実は先週の放送の時点では買っていた。ちゃんと何回か行って試奏して決めた。

ちょっと離れたところにあるギター屋なので、3時間いたらちゃんと店員さんも3時間いる。
そんなところまで行ったら、いっぱい弾いたら1本持って帰りたい。

ここまで黒テレでやってきたから、元々のヴィンテージが欲しかった。ハウリングが凄かったので早速入院中。

テレキャスまでは想定内"だった"


買うと決めて包んでもらってるときに、かかっていたストラトも弾かせてもらったら「ダメじゃね」。





本来はストラト派はなかった。

イングウェイやリッチーもいるが、どちらかというと高い位置でちゃかちゃかと弾くイメージだったので、レスポールから入った自分には違っていた。
※この人ジョン・イングリッシュとかユーリ・シリコフ制作のストラト持ってます

【関連記事】
新藤晴一使用機材~ストラトキャスター編(1)


それでも弾いたらやっぱり良かった。


結果「まさかのヴィンテージ2本買い」


だって「今が底値だから」


サンバーストのストラトは昭仁さんとカブるよね。


【関連記事】
岡野昭仁使用機材〜ストラトキャスター1960Relic編


ヴィンテージと今のギターの違いの一つは「レスポンス」が良い。
「こう弾きたい」と思った音が先回りして出てくれるイメージ。

そもそも男って"ヴィンテージ"が好きだよね。


2曲目"空が青すぎて"
59年のテレキャスで弾いてたらもっと良いカッティングだったのかなぁ。








晴一の辞書「二次会とは」「千葉県とは」




台湾ライヴの前に買っていたけど、台湾では楽器を持ち込むのに事前に申請がいるので、間に合わなかった。


コーナー : 晴一の辞書

メール:「二次会とは」どうせ二軒目に行くなら同じ店で話してた方が良い

晴一の辞書「二次会とは『健康的な時間に呑み始めて、呑み終わる人には関係ないものである』」
大人はグダグダ呑む。お店は10時半で大抵ラストオーダーなので、それから二次会に行く。

他にはスタッフから「席替え」という意見が出た。でも晴一さんとしては「移動」の時間が大切。
晴一さんとしては食べ散らかしたところで呑み続けるのがイヤだということになる、酒の種類(店の用途)が変わるなど。



メール: 大学入学のために千葉に引っ越してきた。晴一さんにとって「千葉」とは

晴一の辞書「千葉には『お世話になってます』」
bayfmもそうだし千葉にはゴルフ場がたくさんある。千葉はとても広いし、懐の深い県。



3曲目"ミュージック・アワー"
千葉の九十九里浜でPVを撮った曲




晴一の辞書「インスタとは」




就職活動をはじめた君、ネクタイをスムーズに結べるようになりましたか?

晴一さんは昔バイトでプレーンノットを覚えたが、ダブルノットができるようになると格好良くキマる。
僕はサラリーマンだけど、スーツはお金かかるけどトータルで考えるとそこまで高くはない気がする。

同じスーツだからこそ、ちょっとした個性を出せばモテる。


コーナー:晴一の辞書(続き)

メール:インスタ(Instagram)についてどう思いますか?

晴一の辞書「Instagramとは『なんかオシャレ』である」

晴一さんはインスタをやってない(嫁はやってるけど)ので、スタッフとの話し合いで決めた。
晴一さんはインスタにはタイムラインがないと思っていたそうだ。インスタしかやってない人はすごく面白いこと思いついたら写真ない時どうすんの?

Twitterにインスタのリンクが流れてくるが、わざわざ行っても「あ、そう」くらいのことが多い。



【関連記事】
Instagramが流行ると人はバカになると思う理由


4曲目"フィルムズ"



次のツアーで59年のテレキャスで"空が青すぎて"か"ルーシーに微熱"がやりたい。

やって欲しい!"空が青すぎて"がもんのすごーーーーく大好きなんだけど、映像化されてないんだよね。



では今週も閉店です。












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2017年4月11日火曜日

【ライヴレポ】ドレスコーズ 2017“meme”TOUR final @新木場スタジオコースト






ドレスコーズ(the dresscodes) 2017“meme”TOURのツアーファイナルにあたる新木場スタジオコースト公演に行ってきた。

所感をまとめようと思う。

いつもライヴレポは(1人で行った時は)帰りの電車でバーっとメールの下書きにメモで書き並べて、それを文章にしていくというスタイルでやっている。
それにしても今回は書きづらい。

決して悪かったわけではなくて、あまりにも凄いライヴを見たという印象が強すぎて詳細があまりにも掴めていないのだ。
可能であればもう1公演くらい冷静な目で見たかったが、そうも行かないので記憶を頼りに書いて行こうと思う。



ドレスコーズ 2017“meme”TOUR final @新木場スタジオコースト 2017.4.9





アルバム「平凡」の昇華




以前にも書いたとおり、僕はドレスコーズをちゃんと聴いてからの歴はとても浅い。
極端な話まだ半月くらいである。

アルバム「平凡」にあまりにも魅了され、過去作もまとめて聴き、その勢いのままに思わずファイナルへ行くことを決めてしまったのだ。


仕事の兼ね合いがあって(決算期)、確実に行けるか分からなかったので、当日券で行くことにした。
無事行くことができて当日券を購入できた。整理番号は1800番台である。それでも良いのだ。なぜならとにかく生で「平凡」の世界を見たかったのだ。


「平凡」というアルバムがとにかく好きである。まだ4月だが、間違いなく今年を振り返る上で重要な1枚であると思う。
そしてその「平凡」の世界をライヴとして見れる機会はこのツアーを逃してしまったら今後、未来永劫訪れないかもしれない、そんな思いであった。


「平凡」という作品はアルバムだけでなくアートワークなどもトータルコンセプトの基に組み立てられている。
大好きなアルバムの世界観を生で味わえる唯一の機会なのだ。


よく云われることであるが、音楽はリリースした時が完成ではない。その先のライヴでさらに昇華するのだ。


だからこそ、今。この2017年にドレスコーズを見なければいけなかった。










無敵のファンクギャングドレスコーズ




当日券だったので、入場はほぼ最後であった。
しかも入ってからビール呑んだ(帰りは混むので最近は最初に飲む)ので、会場に入ったのは開演10分くらいであった。


当たり前だが、フロアはかなり賑わっている。


その波をかぎ分けてスルスルと良さそうなポジションに着いた。

SEがラジオ風になってて面白そうだった。もっと早く入れば良かった。


開演。
まずはバックバンドメンバーが現れ、軽い演奏からライヴがスタートした。

よろけるような、おどけるような歩き方で志磨さんも登場。もちろんスーツにメガネオーバックの「平凡」スタイルである。






ステージに立つその姿は一瞬で心を掴まれるようなシーンであった。惚れ惚れしてしまうような。変な意味ではない。

アルバム同様"common式"に始まり、アンコールに回った曲もあるものの全体的には「平凡」のアルバムに則った展開で進む。


"towaie"では序盤2曲ですでに頭を振り回して乱れきっていた髪をコームで直すシーンも。


アルバム中心であるが合間合間で"メロディ"、"Automatic Punk"や"ヒッピーズ"など過去曲が挟まれる。
感想を見ていてもコアなファンをもってしてもやはり意外な選曲だったのだろう、頻りに歓声が上がっていた。


"メロディ"ではギターの有島さんのラップで始まり志磨さんとの掛け合いがあったりした。ステージ中央に座り込みながら歌ったり、中央にぶら下げられていた白熱灯をゆらゆら揺らしていた。

過去曲どれをとっても、しっかり今回のコンセプトである「ファンク」を受けてアレンジされている。


そして何より「平凡」の曲たちのライヴでの映え方である。


ライヴの醍醐味というのは沢山ある。その1つはリズム隊の活躍を身体で感じることではないだろうか。そしてファンクの醍醐味もリズムである。

今回のリズム隊はアルバムでもドラムを叩いていたビートさとし、そしてベースはなんと元ドレスコーズの山中治雄である。
このリズム隊がとにかく強烈であった。これで身体が動かないはずがないだろうというビート。

そこにパーカッション堀嵜ヒロキが加わり、ギター有島コレスケが加わり、ホーン隊(福島健一、MAKOTO、村本功)が加わり、そのセンターで志磨遼平が歌うのだ。こんなの最高に楽しいに決まっているだろう。






終盤ではパーカッションアレンジを効かせた"ゴッホ"が披露された。


朝 目が覚めてここがたとえ火の海でも
気づかないくらい 幸せな夢を見るわ


そう歌う志磨遼平。
僕にとってこの夜こそまさにそんな夜だったのだ。

まるで夢のよう。現実と受け止められないようなステージ。まさに「平凡」のコンセプトである「さほど遠くない近未来みたいなところで演奏している人」のようであったのだ。

"人間ビデオ"もイントロのベースから熱狂の声が上がり、凄まじい盛り上がりであった。
この時の志磨さんの拡声器を振り舞わす姿がとても格好良かった。





アンコールラストは"20世紀(さよならフリーダム)"
MCのほぼなかったライヴの最後に志磨遼平は何度も「ありがとう」と繰り返し、最後に叫んだ。


「さよならデヴィッド・ボウイ!さよならチャック・ベリー!さよなら資本主義!さよなら20世紀!」


過去との別れのようであり、最大限の賛辞のようにも聴こえた。まるでボウイやチャック・ベリーの意志を継いだように。

ライヴ中志磨さんが上を見つめる場面があった。
その視線はスタジオコーストの天井ではなくて、さらにその先にある空の星を見ているように見えた。



Hippies E.P.以降の集大成



今回のライヴは「Hippies E.P.」からの集大成となるようなライヴではないだろうか。

歴半年が何を知ったようにと思うかもしれないが、逆に半年で一気に時代の変遷を体感したので、それがすごくハッキリと見えたのかもしれない。

何より定番曲ではなく"メロディ"と"ヒッピーズ"がセットリストに組み込まれていることがそれを表しているだろう。


今回の『平凡』という作品には、その「自分殺し」をようやく完成することができた、本当の意味で自分にとっての新しいスタート地点となるアルバムになったという、そのくらいの覚悟があるんです。



アルバム「平凡」についてそんな言葉を残している。

つまりライヴとしても新しいドレスコーズの第一歩となるものなのだ。


果たして次の一手がどうくるのか、想像もつかない。


今回の衣装、コンセプトのライヴはもう行われないかもしれない。それは別れを告げたデヴィッド・ボウイがジギー・スターダストを葬り去ったように。

しかし志磨遼平はまた僕らを驚かすような新たな仕掛けをしてくるだろう。そう期待してならないのだ。


【追記】
おそらくライヴは映像収録していたので、発売が楽しみである。


セットリスト



1. common式
2. 平凡アンチ
3. マイノリティーの神様
4. towaie
5. メロディ
6. ストレンジャー
7. 規律/訓練
8. Automatic Punk
9. ヒッピーズ
10. エゴサーチ&デストロイ
11. 人間ビデオ
12. ゴッホ
13. アートvsデザイン

EN.1 人民ダンス
EN.2 20世紀(さよならフリーダム)



【関連記事】
ドレスコーズビギナーがアルバム「平凡」を聴いた感想と志磨遼平の魅力













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2017年4月9日日曜日

あなたは森山直太朗の歌声の本当のヤバさをまだ知らない






森山直太朗の歌の凄さをご存知だろうか。


森山直太朗について、おそらく大半の人は「あー"さくら"の人だよね」くらいの認識だと思う。

もうちょっと知ってる人だと「あー"ざわわ"の息子」くらいではないだろうか。

僕は過去に横浜にある神奈川県立県民ホールで2回コンサートを観たことがある


その歌声に ただ圧倒されたのだ。

前からちょくちょくバラエティに出たりしてトークが何気に面白いキャラとなっているが、この人は紛れもなく才能溢れる歌手である。

その凄さを紹介したい。




マイクなしの"生きとし生ける物へ"




2008年のその日僕は神奈川県立県民ホールの1階のほぼ最後尾の席にいた。絶望的な席運のなさである。

それでもコンサート自体は本当に素晴らしい内容であった。内容はアルバム「諸君!!」のアルバムツアーであった。


アルバムがそもそもとても大好きな内容だったので、本編だけでも大満足な内容だったのだが、さらに圧巻はアンコールであった。

マイクなしで"生きとし生ける物へ"を歌いきったのだ。
ギターだけの本当にシンプルな演奏だったと記憶している。







↑の映像は違うライヴだが、これを見てもその歌声の凄さが伝わるだろう。
声量が有り余っている。


その歌声に神奈川県立県民ホールの最後尾でただ立ち尽くして打ちのめされていた。

人間こんなに声が出るものなのだろうか。
後ろの席なんて関係ない、ただ真っ直ぐな歌が僕の耳に届いた。


生きとし生ける全ての物へ 注ぐ光と影
花は枯れ大地は罅割れる そこに雨は降るのだろう


何度も繰り返されるサビ。

このラインには生命が宿っている。そして、それを電気を通さず、その口で震わせた空気が直接耳に届く(こう書くとなんか気持ち悪い表現だ)のだ。


上手いだけの歌手も、声量だけある歌手も沢山いる。
そこで歌に説得力を持たせ、人を震わせる歌手はそう多くない。

そんな中圧倒的な歌声で、美しい曲を聴かせ人を感動させる。
森山直太朗の歌はそんな歌なのである。


歌詞についても日本語の響きの美しさを活かしたものが多くて、歌詞カード見てるだけでも楽しめる。
下にいくつか曲を紹介するが、是非歌詞も調べて眺めながら聴いていただきたい。










森山直太朗の名曲たち





せっかくなので"さくら(独唱)"や"夏の終わり"くらいしか知らないという方のために何曲か紹介しよう。

個人的には初期のミニアルバム「いくつもの川を越えて生まれた言葉たち」に収録されている"恋"という曲が好きなのだが、動画がないため載せないことにする。
ミニアルバムながら名盤なので是非聴いて欲しい。







"小さな恋の夕間暮れ"








タイトルからして好きな曲である。この言語感覚が個人的には大好きだ。
そして曲についても情景描写がとても鮮やかでメロディや歌と相まって美しい曲である。



"恋しくて"





2006年に発売された12thシングルである。
ピアノ伴奏のシンプルな構成だが、歌だけで曲を盛り上げきっている。素直に良い曲だと思う。

若干MVが一昔前のカラオケ映像チックではあるが。




"スノウドロップ"







アルバムでいうと「風待ち交差点」(2006年)前後くらいでちょっと聴いてない時期があったんだけど、たまたまスカパーでこの曲のMVを見て「あーやっぱ直太朗いいな」と思い返した曲。
シンプルな曲だけど、さりげなく入るファルセットや最後のロングトーンなどもう直太朗。

この曲がキッカケで「諸君!」のツアーに行けて上記の体験が出来た。



"日々"






2013年に発売されたシングルである。おぎやはぎの矢作がMVに出演している。
夕暮れの屋上で歌うシーン含め、結構好きなMV。

曲も柔らかい雰囲気で聴いてて心地よい。



"風唄"






当時着うたのCMソングとして流れていたので知っている人もいるのではないかと思う。
上に貼った"生きとし生ける物へ"と同じライヴ映像だけど、これも素晴らしい。

それにしても「着うた」という文化もすっかりなくなってしまったなと思う。

最近はメールよりもLINEでやり取りするようになったもんね。
僕もメールはメルマガとライヴチケット申込完了と当落案内メールばかりである。



ということで、あらためて森山直太朗とはとてつもない歌手だなと思う次第なのである。


【関連記事】
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2017年4月6日木曜日

【ショートストーリー】僕の名前は…~欠けた月と砂漠の都で







少年は砂漠の町に住んでいた。


その町を牛耳っていたのはある豪族だった。
金にものをいわせ、砂漠の町の水を支配していたのだ。彼に逆らうことは、すなわち生活から水を奪われるということだ。

上級職と下級職の格差は増すばかりで、下級のものの中には奴隷さながらの生活を送っている者もいた。


少年は、愛する母親のもと2人で暮らしていた。
日々生活するため少年は仕事をしていた。壊れた機械製品の修理である。給料は高くないし、雇い主の気性は荒いが、仕事は性に合っていた。



ある日、少年は同い年くらいの少年を町で見つける。子どもの少ない町である。なので、同い年くらいの子どもを見かけるのは珍しいものだが、声を描けることはできなかった。

彼はしきりに辺りを警戒していたのだ。

ただならぬ気配に気圧されたのだ。
遠目に見ていると彼は店の人間の目を盗み、さらには並んでいるパンを奪い、瞬く間に雑踏に消えてしまった。



それから1ヶ月ほどが過ぎた。

少年は再び彼を町で見かけた。
彼は先日とうって代わり一心不乱に、たった一点を見つめていた。

視線の先には豪族の男がいた。
その横には、少女がいた。

男が"買った"少女である、ということは一目見て明らかであった。

彼はその様子を空虚な目で見つめていた。
少し肩を震わせているようにも見えた。


翌日、再び彼を見かけたとき、彼はパンではなく剣を抱えていた。

豪族の男の家へと続く坂道を、身体の大きさに似合わぬ剣を引き摺り上っていた。
背中には業を背負っているかのようであった。



ある日町の人間が口々に話しているのを耳にした。
豪族の男が殺されたという。犯人はまだ見つかっていないらしい。

その事件の少し前に店から剣が盗まれていたことを知るのは店主と少年のみである。
あの少女はどうなってしまったのだろう、あの少年はどこに消えてしまったのだろう。少年には知る由がなかった。



欠けた月の下、参列者は町の人間たちが黒いベールを身に纏っていた。弔いの列であるはずだが、悲しむ声は聞こえてこない。

豪族の男はいなくなったが、不完全なこの世界を誰かが、描き足してくれるなんてことはない。
自分自身の力で生きていかなければいけないのだ。



ある日、店に客が訪れた。他の星から来た人間が店を訪れるのは珍しい。ローブを纏った男が2人と、美しい女性である。忍ぶようにしているが、一目見て少年は心惹かれた。

彼らは宇宙船が故障して交換用の部品を探しているという。

パーツを見繕ってやり、珍しい客人を家に招くことになった。間もなく砂嵐がやってくるのだ。

「私の名前はパドメ、君の名前は?」

美しい女性は少年に尋ねた。



「僕の名前はアナキン。アナキン・スカイウォーカーさ」







☆ショートストーリー

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