2017年11月22日水曜日

嘘喰いのエアポーカー編がなぜギャンブルマンガ最高峰か、それは主人公が死ぬからだ





ヤングジャンプ連載中のマンガ『嘘喰い』

現在は最終章(たぶん)の屋形越えであるハンカチ落としをやっているが、その前段となったエアポーカーのことを語りたい。
僕はエアポーカーはギャンブルマンガ史上最高傑作であると思っていて、多くの人に届いて欲しいと思っている。

それくらい好きなストーリーなので、後半はネタバレ全開で語らせて欲しい。

まずはエアポーカーの簡単な説明とネタバレなしのオススメする理由です。



エアポーカーとは





水槽の中で行うゲーム。ベットするのは酸素の入ったビオス(プロトポロス世界における通貨)。

数字の掛かれた手札を互いに5枚ずつ所持し、そこからそれぞれ1枚を選択し卓上に提出。
その数字から勝敗を読み合いながらビオス(酸素)をベットする。

単純に数字の大小での勝負ではなく"あるルール"によって互いの数字が提出された"後で"勝敗が決定する。

何が勝敗を決めているのかというロジックの組み上げ、水中で数字の札と酸素を掛け合うだけでどのような心理戦を仕掛けるかというところが注目ポイントだ。

水中で言葉の駆け引きができない縛りの中でこれほど緊張感ある心理戦を見せられるというだけでも、このエア・ポーカーをひたすら推したい点だ。




ネタバレなしはここまで。


ここから先はネタバレ全開で語ります。



2017年11月19日日曜日

新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.11.13放送分 長いツアーを乗り切るために必要なこと






※赤字が自分の感想です


ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.11.13放送分



オープニングトーク



ツアー初日まであと4日。

これ書いてる現在ではスタートしてます。ネタバレ怖い。


ラジオ収録時ではリハの通しも完了。
いつもよりリハ期間が短いが、その分集中してリハが出来て細部まで順調に進められた。


1曲目"Montage"



自動運転技術



最近7〜8年ぶりにファミリーカーを買い替えたそう。
求めるテーマは安全性。今は新車には大抵付いているが、初めて体験。

フロントガラスにメーターとかナビが映る。
カメラが標識を読み取ってそこに表示されたりする。

高速に乗ると、クルーズコントロール(速度指定)とプラスで車間距離の指定も出来る。
20数年運転してきて、初めてハンドルに手を添えブレーキに足を置くくらいであとは自動的に運転してくれる。昭和生まれには結構ドキドキ。

いずれそれをAIが運転することになるのかね。

車を運転する時は緊張するが、それは多少解消される。
ラジオを切り替えたり、サングラスを出したりといったちょっとした動作を支援してくれる。

渋滞にハマった場合にも渋滞用の機能があり、止まるとエンジンが切れて前の車が動くとまた動き出すというシステム。
そうなるともはや座っているだけで渋滞を進むことができる。

いずれギターを練習しながら運転できるかもしれない。

というより渋滞を失くすシステムできませんかね。

いずれは事故というものが無くなる世界になるのでは。


2曲目"スパイス"



長いツアーを乗り切るために必要なこと




11月16日にボージョレヌーボが解禁。
まだ晴一さんもワインブームが続いている。

ツアー中の打ち上げは居酒屋が多いので、美味しいワインを飲んだりということはあまりない。


コーナー:月刊音話

メール:長いツアーを乗り切るために必要なことはなんですか。

晴一:まずは体力は必要だよね。あと酒を飲み過ぎないこと。
あと大切なのはセットリストに伸びしろを残しておくこと。初日にできたことを40回繰り返すだけではつまらなくなってしまう。もちろんツアーの核になる部分は残すが、ツアー中に広げられる余地になるものを残す。

昔のでいうと「この曲のここのXタイム(小節数を決めない)」
ツアー最終日を映像化することが多いので、その作業をする際に「ここのXタイムどうやったらこんな展開になるんだ」と思えるくらい複雑になっていったのが分かった。

「The dice are cast」はその遊び部分を増やしたって前に言ってたね。


3曲目"君の愛読書がケルアックだった件"










長いツアーを乗り切るために必要なこと




ソフトバンクホークスが日本一に。
横浜は勢いで進んだ感じ。それは中型の船に凄いエンジンを乗っけて行った感じ。それに比べてソフトバンクは大型のクルーザーのようだった。




なんだろう。これが頭に思い浮かんで仕方ない。


コーナー:晴一の辞書

メール:晴一さんにとって「インスタ映え」とはなんですか。友達はインスタ映えを意識して食べる前とかに写真をすぐ撮り、ちょっと萎えます。

晴一:こう書いてみます、インスタ映えとは「自分の楽しさを他人に確認するためのもの」である。
インスタ映えって美味しそうなものとかデコレーションされたものを写真でアップして「今これを食べている私って幸せよね」と他人に確認するためのもの。そこでもらった「いいね」で「やっぱり幸せだね」っていうのを確認するもの。

本来食べ物と自分の舌の間には何も介入しないものなのよ。その間に他人の意見を入れて評価しようとしている。

これスゲー腑に落ちた。


メール:ツアー初日に行きます。25回以上ライヴに言っているがツアー初日は初めてで楽しみです。

晴一:こう書いてみます、(ツアー)初日とは「答え合わせ」である。
なんといえばいいか。アルバム創る時から「こう聴いてもらえたらいいな」と思って創ったり、ツアーを組み立てている。そこにお客さんはいないので、それをツアーの初日で確認する。

経験を基に想像して創り上げていくが、初日で100点が出る事はない。
曲間の拍手を受けて長さや、その前のアレンジを変えたりする。

初日の平均点は45点くらい。それは演奏ではなく、答え合わせの点数。

演奏や伝えようとしたことを出来た日を専門用語でそれを「初日が出た」という。
3〜4公演目に「初日が出た」といえるとまぁまぁいい感じ。だからといって、初日が不完全なものではない。

メールくれた子みたいに長年ファンをやってくれていると「こういう解答用紙を出してきたのね」とかいう見方もあるだろうし、「ここちょっと考えすぎたわね」という見方もあるかもしれない。


今回の晴一の辞書とても響く内容。


4曲目"キング&クイーン"




コーナー:もっと面白い話ないん?

メール:ツアーのチャレンジグッズですが"LiAR"に因んでウソ発見器をグッズにするのはどうでしょうか。そもそもグッズで作れるかわかりませんが。

晴一:確かにウソ発見器はグッズではないよね。部屋に行って「あの無線みたいなのなに?」みたいなの言われて「あーあれウソ発見器。ポルノのグッズなの」みたいなのはないよね。

(スタッフが値段を調べて)千何百円?くらい。あ、パーティーグッズでか。いやもっとマジなやつ。旧ソビエトで使ってたようなメーターが振り切れそうなやつ。

そうか。この時点でまだぬか漬けセットは発表されてなかったのか。ツアー初日まさかの売り切れだったようです。


5曲目"LiAR"


フリートークの自動運転技術、上手く伝わったかな。要は今まで自分が当たり前にやってきたことが自動化されたことへの感動。
たとえを色々考えたんだけど、たとえば「チャックを開けなくてもおしっこできる」とか「焼肉を噛まずに食べられるとか」そういう当たり前にやってきたことがそうでなくなった感動。







では今週も閉店です。










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2017年11月16日木曜日

【全曲感想】ポルノグラフィティ 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」





さて、ポルノグラフィティの11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」の全曲感想を書こうと思います。

「まだアルバムのこと書くのか」と声が聴こえてきそうですが、アルバムとしてよりも曲として見た方が分かりやすいアルバムなので、全曲感想を最初にやれば良かったと後から気づいただけです。

では、収録曲を見ていこう。


ポルノグラフィティ 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」全曲感想



1. THE DAY







ポルノグラフィティの新たな一歩としてとても重要な曲である。
2016年の横浜スタジアムライヴで最も重要な曲となり、アルバムでも新しいポルノグラフィティを示唆させる曲となっている。

「ろくでもない世界」と対峙し、明日を掴みきれん取ろうとする姿に、THE DAYをそれとなく過ごしてしまっている僕らは心を揺さぶられる。
そしてその姿はどこかポルノグラフィティの姿にも重なる。

疾走感あふれる楽曲にのる言葉、譜割りといい、ヴォーカルにとってはかなりの難易度な楽曲。この楽曲を歌い上げた岡野昭仁のヴォーカリストとしての力に驚くばかりである。



2. Working men blues



アルバムからの先行ナンバー。
歌と同じくらいギターが歌っている。そこにブルースが宿っていて、曲を更に引き立てている。

"働く"とはなにか。それは性別も年齢も関係ない。仕事だけが働く姿ではない。すべてのものへの賛辞に響いた。

そして、THE DAYを迎えた僕らは毎日を生きるため、今日も働き続けているのだ。

"Working men blues"の替え歌の件についてちょっと本気出して考えてみた


3. 君の愛読書がケルアックだった件



"メジャー"を彷彿とさせる曲調で"爽やかさ"を突き詰めた曲。
かといって突き抜け過ぎないくらいのバランスが、結局ケルアックを本棚に並べるだけの主人公の心情を表しているようだ。

そもそも泥臭さが魅力の2曲の後にくるので、そこで爽やかさが倍増しているようにも感じる。

僕、この曲の先にあるのが"空が青すぎて"な気がしてならないのですが。

"君の愛読書がケルアックだった件"の歌詞が実はとんでもなくヤッバイ内容な件


4. I believe



王道をいくバラード。

バラード好きの僕はイントロからノックアウトされてしまったが、4曲目という立ち位置だと若干重くて合っていないように感じた(この後の"LiAR"と逆のが良いのではと個人的には思う)

こういったメッセージ性の強い曲はヴォーカリストの書く歌詞ならでは。
Bメロの「仄かな灯りよ どこかへ誘え」のセンテンスを短く区切りながら下ってくメロディって、ヴォーカリストとして気持ちいいだろうなと想像してしまう。

いやはや、こういう曲に本当に弱い。



5. LiAR







"オー!リバル"の系譜から生まれたラテンナンバー。いや、どちらかというと"ジョバイロ"だろうか。

こうして聴くとあらためて強い曲だなと思わされる。ただ単にまたラテンナンバーをやったというのではなく、"オー!リバル"とはまた違うアプローチのアレンジで、全く違う印象を与える。

この曲についてはシングルの感想やら歌詞解釈やらで書き倒したのでそちらを参照いただきたい。

【感想 】ポルノグラフィティ「LiAR/真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」
LiAR歌詞解釈~揺れてるばかりの記憶のあなた



6. Fade away



待ってました!と思わず膝を打ってしまう曲だ。
岡野昭仁という人間はもはや悟りの境地にでも行ってしまったものと思っていた。そこに、これである。

こんな岡野昭仁を待っていた!というファンは多いのではないだろうか。お待たせしました。ダーク岡野復活である。

どちらかというとメッセージ性が強い曲が多かったが、人間の抱える暗い部分を吐露させることができるのもヴォーカリストの特権なのだ。

核心を飲み込んだら 欺瞞と虚言の臓器で
消化して 姿を変えて街へ放つ

キレッキレである。最高だ。











7. クリスマスのHide&Seek



正直に言うと、最初にアルバムを聴いたなかでは一番印象に残らない曲だった。
しかし何周かアルバムを聴いたあとで、ふと口ずさんでいたのがこの曲であった。

二度目のクリスマスソング(厳密にいうと3曲目だが)だからと、やはり甘い曲にはしないところがポルノグラフィティである。
ひねくれてる。

ただ、どうしてもこういう特定イベントの曲はアルバムとして聴いていると引っ掛かってしまう部分はある。たとえば真夏に聴いたりしてしまうと微妙な気分に。
なので、この曲はカップリングでこそ輝いたのではないかと、畏れ多くも申したい。そもそも"Fade away"と"MICROWAVE"の間というのもちょっと食い合わせが良くない。



8. MICROWAVE



初聴でここまでぶっ飛ばされた曲は久しぶりだ。
「ポルノグラフィティとしてここまで出来るのか」ともう唸るしかないではないか。

トオミヨウのアレンジが絶妙である。ここまでリズムで攻めきる曲は珍しい。ある意味"I believe"と対極にあるともいえる。

まるで冷蔵庫 僕の頭 全部冷えきってて 干からびたものばかり
凍えたピザ 乾いたハム 涙 古い記憶 純情のようなもの

そのトラックにこの歌詞を乗せる新藤晴一よ。キレッキレである。最高だ。
この後の"夜間飛行"を聴くまでは「このアルバムで新藤晴一の最高傑作や」と本気で思った。

MICROWAVE歌詞解釈〜Believe when I say "I want it that way"


9. 夜間飛行



聴き終わって深い溜め息をついて思わず「ありかとうございます」と呟いたことはありますか。僕はこれを聴いて呟きました。
何度も書きますけど、最後のサビのブレイクで入るじゃないですか、あの瞬間感動しすぎて心臓止まるかと思った。

好きな要素を書き出すとキリがない、というよりもどこを切り取っても好きな要素しかない。

間違いなく今作のマイベストチューン。

夜間飛行 歌詞解釈〜「偶然は愛のようにひとを束縛する」



10. 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ







ちょくちょく書いてますが、このアルバムは曲順がおかしいのではと僕は思うんですよ。なんか、決まった曲順なのにランダム再生をしているような気分になる。

だって"夜間飛行"で深い溜め息ついて感動してるところに「Hey Brother 気付いてるのかい?」ですもん。

鯛のポワレのあとにダブルチーズバーガーが出てくるようなもんじゃないですか。せめて"170828-29"が後に来た方が「FLY」繋がりで良いんじゃないかと言いたいものです。

すみません曲の話ですね。
いや、でもこれは"THE DAY"で自身にかなり高いハードルを強いて乗り越えた岡野昭仁というヴォーカリストが更なる境地に挑んで成功させた、アスリートな、というかひたすらドMな曲である。カッコイイ。


11. 170828-29



通称"ミサイル曲"
先日書いたけど音楽には時代や世相を反映させるという役割がある。今や全国民総メディア化みたいな状態なので、音楽がその役割を担う部分は薄くなった。

しかし、音楽シーンでそれなりのキャリアとなったポルノグラフィティが今このタイミングでこういう曲を創ることの意義は間違いなく大きい。
そしてテクノロジー(兵器)と人間の在り方というテーマは"アポロ"から変わらない新藤晴一のシニカルさが爆発している。

ピンと伸ばした指でピースサインを作ろう
それが俺らの持つ武器だろ ピースピース

という歌詞、平和を願うようでちょっと意地悪なアイロニー(皮肉)が込められているようで、僕はちょっとゾクっとした感覚になる。


12. Montage



両A面シングルの宿命としてシングルとしてはあまり目立たないポジションになってしまったが、アルバムではしっかりその存在感を示している。

ここ最近の岡野昭仁の中で一番好きな歌詞である。
シングルの感想にも似たことは書いたが"君は100%"の「『明日』っていつも真新しくて真っ白なキャンバス」という部分に感じた違和感の完璧なアンサーがこの曲にあると思う。

それは過去~現在で破り捨てたり上塗りされてしまったものが、明日にはなくなることはない、それを繋ぎ合わせていくことで未来に繋がるというメッセージにある。


13. スパイス



カントリー調のリラックスした雰囲気の曲。立ち位置といい、どこか"曖昧なひとたち"を連想してしまう。要するにリア充ソングである。

おそらく新しいヴィンテージのテレキャスターだと思われるギターがカントリーと相性抜群。違ったら土下座します。

個人的に不思議だなと思うのがチョコミントって「めっちゃ好き!」「歯みがき粉!」に好みが分かれると思っている。だから3段目を選ぶならチョコミントという感覚は、ありそうでないように感じる。
チョコミント好きな人って絶対真っ先に頼むじゃないですか。え?僕のことです。



14. キング&クイーン







"夜間飛行"はちょっと置いておいて、アルバムを初めて聴いたときに、最後にこの曲がきてとてつもなく感動した。
なぜなのか自分でも分からないのだが、シングルとは全く違う聴こえ方をして、泣いてしまいそうな感覚。

アルバムの全体感想でもちらっと触れたが、ストレートな曲より、どちらかといえばひねくれた曲の方が好きな人間なのだけど、大泉洋がストレートヘアになるくらいメーターを真っ直ぐ振り切ってくれると、快感である。そこには有無を云わさぬ説得力が宿る。

そして、岡野昭仁という人間の歌に込めた魂(懐かしい言葉でいうと魂ing)が、ここにきて一段と強くなった。

"THE DAY"や"真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ"の方がヴォーカルとしては大変なのだろうが、自分してはこの曲に最も強い進化を感じた。


↓アルバム全体の感想はこちら

【感想】ポルノグラフィティ 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」2017.11.10













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2017年11月14日火曜日

「今の時代に新しい音楽を作ること」の意味とは 新藤晴一とハルカの言葉より






ここ最近ずっと「音楽」とはなんなのかと考えてる。

それはある2アーティストの発言からである。そのテーマはタイトルに書いているので話を先に進めよう。

ポルノグラフィティ新藤晴一がアルバム「BUTTERFLY EFFECT」のタイトルに込めた思いを語る際に用いられた言葉がある。それが

「これだけ世に音楽が溢れているのに新たに曲を作ることの意味はなんだろう」

というものだ。

この言葉は音楽をやることの意味を問いかけるものである。

この発言から今の時代に音楽をすることとはという意義を今一度見つめ直していきたい。


「衝動」
「時代」


というテーマで書いてみたい。



衝動




新藤晴一のいうように、iTunesストアを覗けばあまりにも膨大な音楽が溢れかえっている。
全部聴くなら人生が何周も必要なほどだ。

そんな中でなぜ新しい音楽が必要なのだろうか。

ひとつにはそれが衝動であるからだ。

ハルカトミユキのハルカが先日の野音ライヴで「歌うこと、曲を作ることはそうしたいと思うだけで意味があるもの」という旨のことを言っていた。

これに近いものがあって、何かを表現したいという衝動は理屈では説明つかないものだ。

たとえば表現というには憚ってしまうが、僕がこうして文章を書いているのは、何かに心を動かされた時に、その気持ちを言葉として残しておきたいからである。

自分の話では一気にスケールダウンしてしまうので話を戻す。

時代だったり、世の中に何曲あるとか関係ない、ただ内に秘めたる想いを形にしたいと思うのはアーティストにとっては必然的に行わざるを得ない行動だ。

それは音楽だけではなくて、芸術なり映画なりアートと呼ばれるもの全てに共通する。

この先書いていくことも同様なのだが、キリがなくなってしまうので、あくまでも音楽に焦点を絞って続きを書いていく。









時代




音楽は時代を象徴するものだ。

昔のヒットソングを聴くと「あぁこんな時代だったな」と思うことがあるだろう。

そんなヒットソングの中には流行ったからこそ、その時代の音楽になったものもあり、時代を歌ったからこそ流行ったものもある。いわばムーヴメントというものだろう





そもそもロックだったりパンクなんて音楽は、時代や社会に対しての若者たちのアティチュードを示すための手段であった。

あまり細かく書いてしまうと書くのが面倒くさい読むのも大変だと思うので省略するが、音楽を歴史と紐付けて読み取っていくのも楽しみのひとつだろう。

分かりやすいものでいえば、プログレやグラムロックなど、ロックが肥大化し派手になりつつあった反動として、70年代後半にパンクが登場したとなどそういう類いのものである。
もの凄くやっつけ感のある書き方だが、勘弁していただきたい。

怒りであったり、若さゆえの衝動を音に変えて打ち鳴らすことが、反旗を翻すことであり、声明であった。


他には、たとえばポルノグラフィティには"2012Spark"という曲がある。





この曲は東日本の震災後、社会も政治もめちゃくちゃとなり、日本が破壊されてしまいそうになった時期の曲である。

ここでタイトルにあえて2012を入れることで、その時代を切り取ることを選んだのだ。

普遍的なポップソングを作るのであれば、本来であればこうした特定の時代を示す言葉は避ける傾向にある。どれだけ時代が過ぎても聴くことができるようにだ。

あえて西暦を入れることで、2012年という年を浮き彫りにしている。LEDなり、アプリなり、30年後にはもしかしたらロストテクノロジーとなっているかもしれない。

普遍的な音楽を残すことと同時に、その時代を切り取ることが音楽の役目のひとつなのだ。

たまにはそんなことを考えて音楽を聴くのはいかがでしょうか。


はい、面倒ですね。



【感想】ポルノグラフィティ 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」2017.11.10

"君の愛読書がケルアックだった件"の歌詞が実はとんでもなくヤッバイ内容な件
MICROWAVE歌詞解釈〜Believe when I say "I want it that way"
夜間飛行 歌詞解釈〜「偶然は愛のようにひとを束縛する」
"Working men blues"の替え歌の件についてちょっと本気出して考えてみた












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2017年11月12日日曜日

新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.11.6放送分 「THE WAY」の意外な裏話






※赤字が自分の感想です


ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.11.6放送分



オープニングトーク




工事渋滞が増えてきて年末を感じる季節。


ツアー初日まであと11日。

新曲たちのコード進行は覚えてきたが、まだ身体には入っていないそう。

身体に入るということは、考えなくても出てくるということ。
間違えやすいポイントは、たとえばイントロからサビまで覚えていても2番のAメロなどで展開が違ったりする時。そしてギターソロ後の大サビ(落としサビなど)のフレーズ。ギターソロを弾き終わった直後に初めて出てくるフレーズなので、一番間違えやすい。

ギター弾いててひたすら4コードの循環なのにそれすら迷子になることあるポンコツが僕です。


1曲目"Working men blues"



ほんやくコンニャク




時代はほんやくコンニャクの時代へ。




耳に付けると相手の言葉がiPhoneのAIアプリで同時通訳されるようなシステムが。これで英語ができないというコンプレックスから解消されるのか。

今までの翻訳は変換すると多少不自然な箇所が出てくるが、そこをAIが学習して自然にしていくと言われている。
英語の口語などバリエーションをAIがやれるなら、人間では覚えきれなくても容易いこと。しかもアンドロイド端末を使用する人全てのデータを集めることができる。

スゲー仕組みだな。

そうするといずれ英語の授業はなくなるのでは。

今現在でスマホが登場してまだ10年しか経っていない。これであと10年経つと言葉はもっと正確に、個性まで翻訳に反映できる時代になるか。

テスラ自動車の目指すのは車は「リビング」となるというもの。移動でしかなかった車がくつろいだり生活しながら移動するというもの。

勝手に走るキャンピングカーみたいなもんか。


2曲目"170828−29"
テクノロジーは人を便利にする力もあるが、その逆のテクノロジーもある。



ハンバーガー、パン抜きで




ツアーに向けて引き続き減量中。
ファーストキッチンの糖質制限のハンバーグで卵などを挟んだの(ワイルドロック)を食べた。





ハンバーガーのアイデンティティとは。。。


今浪:今吉野家でも脂質カットの出てますが、吉牛行ってそれ食べますか?

晴一:吉牛行ったら美味しいの食べたいよね。でもね、やっぱり糖質抜きもやったけど、たとえば和食屋行けば刺身摘んだりすれば糖質ないわけよ、あとは西京焼きとか。
普通に飲みに行ったらそれでも十分。だけど「ない」ってなると物足りなさが出る。ワイルドロックもないならないでパンが恋しくなる。

たとえばマックに行くつもりであったらジャンクなのを食べたいわけでそこで健康に気を遣ったらいけないのではと思う。


コーナー:心のひとりごと。キツイッター

メール:この間、眼科で「角膜潰瘍」と云われ、ちゃんと目医者に通ってくださいと言われた。お前は何の医者なんだ。

晴一:目医者行って目医者行けって言われたんだ。大学病院とかそういうのかな?
話は変わるんだけど人間ドックに行きまして、人間ドックで着るの分かる?あれってどんなロックスターが着てもオーラを消すね。たとえばアリアナ・グランデが着てもダメだろうね。
俺はオーラも何もないけど、あれを着て並んどると社会人に成ったって感じがするね。

胃カメラも飲んだけど、傷みを抑える薬とリラックスできる薬などを注射させる。その薬は打たれた瞬間に本当に「フワッ」とする。
そう思っていると落ちて気付くと終わっている。

そのお薬大丈夫ですか。

自分の食道や胃などを解説されるのがちょっと楽しいそう。
かなりピンク色をしているようで、それが楽しみだったけどそれも寝てしまっていた。


3曲目"I Believe"










ハンバーガー、パン抜きで




ドローンを操縦したことはありますか。

ライヴで1回「THE WAY」の時に使用しましたね。日本はお客さんの上に何かを飛ばしたりするのに厳しい。
ステージの花道も作ると、そんこから3〜5メートルくらい客席を離さなければいけない決まりなので、そうするとその分客席が減ることになる。

客席を歩くのも消防の許可は必要だったり規制が厳しい。
横浜スタジアムではベンチで消防や警察の人とかが、見ていて危なくないかチェックしている。

「THE WAY」でも本当は客席の上から撮りたかったが規制により、飛ばし方が変わった。

「THE WAY」めっちゃ色々な大人の事情を乗り越えたライヴだったんだなぁ。



コーナー:月刊 音話

メール:晴一さんはボカロを聴くのでしょうか。初音ミクが登場して10年になるそうです。かなり市民権を得ましたでしょうか

晴一:かなり市民権を得たよね。前にボカロの会社の人とゴルフに行ったけど、その話がめっちゃ面白かった。
ボカロのキャラクターのモーションキャプチャーのダンサーだったりをやってるする人たちが少ないので、かなり儲かっているそう。

ボカロの調教(人が歌っているように滑らかにしていく作業)の技術があって、ネット上には「神調教」という言葉もある。

もちろん機械だから年も取らないんでしょ。
これが人間のアイドルだったら「少女性」とかは年と共に失われていき、恋愛とかもあるけど、それがないんだもんね。

今回デモでボカロが入ったのがあったが、調教なしの状態であると言葉があっても本人がラララで歌ったやつの方が良かった。


4曲目"君の愛読書がケルアックだった件"







では今週も閉店です。










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2017年11月10日金曜日

【感想】ポルノグラフィティ 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」2017.11.10






<序文という名の言い訳>

ポルノグラフィティのニューアルバム「BUTTERFLY EFFECT」について、アルバム全体の感想を書いたのですが、結論からいうと書けませんでした。

リリースされてから2週間以上経過しているにも関わらず、アルバムの全容が未だに掴めない。

なので、いっそ書くのを止めようと思ってたのですが、アルバムリリース直後から考えて「確かに心が動いたこと」をなかったことにしてしまうのも勿体ないので、かなり散文になってしまったこの文章を記録として残しておこうと思う。

読みづらいは、やたらと長めの文章だは、という内容ですので、ご了承ください。
どちらかというと最後に紹介する曲ごとの歌詞解釈の記事のがオススメです。


ポルノグラフィティ

 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」








ポルノグラフィティのニューアルバム「BUTTERFLY EFFECT」がリリースされた。

シングル5曲を含む全14曲ということで、かなりボリュームが詰まったアルバムとなっている。14曲全てに個性があり、王道のポルノグラフィティからかつてないほど実験的に振りきれた曲まで、似通った曲が全くと言っていいほどない。

幾度となく聴き直してきたが、僕の現時点での感想は「最高の曲が並んだ物足りないアルバム」である。
なぜそう感じたのか、それを書きたいと思う。

楽曲については、別記事に数曲分書いているのでそちらをどうぞ。




モンタージュ



アルバムのオープニングは"THE DAY"。

「RHINOCEROS」以降でこのアルバムが出るまでの最初の一歩が"THE DAY"であり、更には2016年の横浜スタジアムでの「THE WAY」の本編最後での新たな一歩の決意でもある。これほど相応しい始まりはないだろう。

曲目を見て面白いのが、間に挟まるシングル曲が、リリースされた時系列(もっといえば世に出た順)に沿っていることだ。最後は"キング&クイーン"で締められる。アルバムへ向けての飛翔というような位置付けでリリースされたが、アルバムでも最後に置くことで、ポルノグラフィティにとってその先の次の一歩を示しているように感じた。

"キング&クイーン"はかなりストレートな曲で、捻くれまくってる僕には眩しいのだけど、逆にここまで潔く突き抜けてくれると逆に快感になってしまうのだ。正直アルバムを聴いて一番感動したのは"キング&クイーン"であった。





一巡してまず感じたのは「不思議なアルバムだナ」と伊集院静風に言ってしまう1枚であった。極端にいってしまえば「何だこれ」という感覚。それくらい初聴きでは捉えきれなかった。

これまでもジャンルなどあってないような活動ではあったが、岡野昭仁が歌い、新藤晴一がギターを弾いてるという部分以外はほぼ全て違うことをしている。かなり実験的だ。

各楽曲でアレンジャーたちの個性が存分に発揮されている。
たとえば"君の愛読書がケルアックだった件"と"I Believe"ではどちらもウインドチャイムの音(キラキラとかシャラーンとした音のあれ)が使われてるけど、全く違って響いている。

様々なアレンジャーとの制作はアルバム「PANORAMA PORNO」の辺りからかなり色濃くなった。その時に語っていたのが「各アレンジャーがそれぞれポルノグラフィティのイメージを持っていて、それをしっかり魅せようとしてくれている」というもの。

それはヴォーカルだけでなく、ギターもしっかり主張させて合わせることでポルノグラフィティらしさになるというアプローチだ。

つまり言うなればアレンジャーによって解釈された"ポルノグラフィティらしさ"をメタに表現しているというイメージ。
特に"オー!リバル"から"LiAR"の流れはある種、ポルノグラフィティのアイデンティティを再認識したことにそれが表れている。


このアルバムでは、更に先の新しいポルノグラフィティを作り上げようという意識を持ってアレンジしている点も見受けられる。

これだけ幅広い楽曲たちを表現しきった岡野昭仁のヴォーカリストとしての進化は外すことはできない。

楽曲ごとの表情だけでなく、曲の中での歌声の変化の付け方など、今尚その進化の歩を止めない姿勢に感服である。しかし、それでいながらもどんな歌を聴いてもきちんとポルノグラフィティの岡野昭仁という個性を宿している。
このアルバム唯一といっていいほど全編通して貫かれているのはそれだけではないだろうか。

もちろん新藤晴一のギターも相変わらず振り幅が広いのだが、それよりもとにかく岡野昭仁を感じるアルバムとなっている。
岡野昭仁という縦軸が一本通っていて、そこに新藤晴一が横軸を広げているので、見るポイントによってかなり表情を変えるアルバムだ。

よく写真を沢山並べてそれで1枚の絵を完成させるというアートがあるけど、今回のアルバムにはまさにそれに近い印象を受けた。

近くで見るとバラバラなピースたちが、アルバム全体として見たとき、ポルノグラフィティとして見たとき、音楽業界から見たときと視点が離れていくほど、実はバラバラな曲たちに意味が生まれる。

過去と未来を見据えた今現在のポルノグラフィティを詰め込んでいる、云わばポルノグラフィティの「Montage」となっているのだ。









多様性



ただし、その多様さこそがこのアルバムへの評価の分かれ目にもなるところだろう。確かに、あまりに多彩すぎてアルバムとしてのまとまりは、ほぼないと言っていい。

狙いを外しているように聴こえる箇所もあるが、これから控えているアルバムツアーで聴けば印象は変わるだろうし、今後のライヴでも違う表情になっていくことだろう。


新藤晴一の言葉を借りれば、この音楽が飽和な時代に新しい音楽を作ること、そこに今作へ込められたメッセージがあるという。

「RHINOCEROS」発売時にアルバムへのコメントとして岡野昭仁は「一曲一曲を強いものにしたい」と、新藤晴一の言葉では「アルバムのロマンを信じたい」と言葉を残している。

それを体言するように、岡野昭仁は比較的シングル方向寄りの曲作りをし、対する新藤晴一はどちらかといえばアルバム向きの曲を追求しているように映った。

僕はアルバムにロマンがあると思っている人間なので、新藤晴一のコメントに対してとても共感した。同時にそのアルバムをより多くの人に届けるために、シングル曲をはじめ、1曲1曲に力がなければいけないという岡野昭仁の言葉にも共感を抱いている。

この2人のアプローチの違いがありながら「RHINOCEROS」にはアルバムのロマンというものを感じた1枚だった。




「RHINOCEROS」はその要素たちがぶつかり、奇跡的な化学反応を起こした1枚であった。「RHINOCEROS」も個性豊かな曲が並んでいるが、通して聴くとしっかりとアルバムとして捉えることができる。
おそらくそれはアルバムの中で押し引きがしっかりしていて、バランスを取っていたからだろう。

その点で「BUTTERFLY EFFECT」ではひたすら押しの曲が多く、アルバムへのロマンが決定的に欠如したものと聴こえてしまうのだ。もちろんそういう意図のアルバムはたくさんあるが、「RHINOCEROS」の後ということで、そこにどこか物足りなさを抱いたのも事実である。

確かにシングル曲はどれも力強い。そしてアルバム曲も素晴らしいものばかりだ。しかし、アルバムにまだロマンを抱いている部分の僕が待ったをかける。今のところそんな印象である。

まるで和洋折衷のブッフェに行ったようなアルバムだ。

1つひとつの楽曲(お品書き)はとても完成度が高く、どこを切り取っても文句のない内容。しかしあまりに充実しすぎて食べ終わって「何が美味しかったんだっけ?」「最初に食べたアレ何だったけ?」となる感覚。

最初に書いた「最高の曲が並んだ物足りないアルバム」というのは、完成度の高い素晴らしい楽曲が並んだ中からアルバムへのロマンが抜け落ちた1枚というところによる。

よりにもよって、今年はアルバムへのロマンをビンビンに感じるものをよく聴いていたので、そこのギャップをまだ咀嚼しきれないのだ。


あらためてアルバムタイトルを見れば、収録曲たちは一滴の雨だ。だからこそ、降る時期も場所も違っている。面ではなく点で捉えることがこのアルバムとの正しい向き合い方なのは理解している。

《雨にもちゃんとした素敵な理由がある》

という"天気職人"の歌詞のとおり、それぞれの曲にストーリーがあり、聴く人間の心に落ちて波紋を広げる。

時には地球の裏側のように嵐となって。


"君の愛読書がケルアックだった件"の歌詞が実はとんでもなくヤッバイ内容な件
MICROWAVE歌詞解釈〜Believe when I say "I want it that way"
夜間飛行 歌詞解釈〜「偶然は愛のようにひとを束縛する」
"Working men blues"の替え歌の件についてちょっと本気出して考えてみた










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2017年11月7日火曜日

【感想】ハルカトミユキ "手紙" (映画「ゆらり」主題歌)






「人は失くした時に本当に大切だったものに気づく」


あまりにも使い古されて、陳腐な言い回しだ。

でも、なぜこんなに陳腐に聞こえるほど使い古されているのだろう。

それは教訓として過去から脈々と受け継がれていながらも、本当に大切なものを失うことが、自分にとってそう何度も訪れるものではないからかもしれない。
或いは、常にそこに"存在"する限り、本当に大切なものだということに気づかないからかもしれない。

ハルカトミユキの新曲"手紙"を聴いてそんなことを考えた。






愛とは手紙のようなものですね。
受け取るばかりで気がつかずに





無償の愛がそこにあるとして。
愛情は当たり前になってしまうだろうか。そこに愛があることが当然だからだろうか。


返事はもうこなくたって
いつまでも待てる気がします


返事はもう返ってこないと知っている。
でも雲の上にいってしまったあなたには、たとえ返事がなくても伝わっている。なぜなら私があなたから受け取ったものと同じだから。

手紙に気持ちを乗せた時、私はあなたが与えてくれたものに気づいたのだろう。だからこそ、それまでごまかしてきた愛というものと素直に向き合えるようになる。

それと同時に自分の気持ちに向けた手紙でもある。あなたがくれたもの、そっと心に遺していったもの、それを言葉にして噛み締めているそんな言葉にも聴こえた。


あの日、野音で聴いて、なんて綺麗な曲なんだろうと思った。美しいピアノも優しい歌声も、でもどこか儚げで。

一音一音が身体に届きそっと溶けて沁みていく感覚。ハルカトミユキの楽曲の中でも、最も普遍的な愛情を写した作品だ。


"夏のうた"において煙のように笑って泣いて眠った君。


どうしても苦しい時はたまに思い出してください。
幸せな時は忘れていてください。いつでも側にいます。
そう たとえば透明な 夜明けの月みたいに


"夜明けの月"では語り部分が意図的に残されていて、そしてこの曲の語りに"手紙"に出てくるあなたを重ねる。


たとえば僕が まちがっていても
正直だった 悲しさがあるから…流れていく
"流星"


僕の欲しかったものは、君ではなく。君の持つ未来と可能性だった。年を重ねた自分と、眩しいほどの黒髪の少女。
流れて消えていくばかりのもの、僕の欲しかったもの、それはもう戻らないもの。それでも《幸福だとは 言わないが 不幸ぶるのは がらじゃない》という強がり。

でもそれこそが、


Story of My Life(それが僕の人生の物語)
"Story of My Life"


なんてね。


ハルカトミユキ +5th Anniversary SPECIAL @日比谷野外大音楽堂 2017/09/02
【感想】ハルカトミユキ 3rdアルバム「溜息の断面図」全曲レビュー













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2017年11月5日日曜日

新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.10.30放送分 「BUTTERFLY EFFECT」発売しました






※赤字が自分の感想です


ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.10.30放送分



オープニングトーク




ツアーに向けてリハーサルが始まり、アルバムのプロモーションも重なって疲れ気味。
疲れすぎて尾道とかの物件を無意識に見てしまうそう。

ニューアルバム「BUTTERFLY EFFECT」をリリース。


メール;「BUTTERFLY EFFECT」毎日聴いています。アルバム曲はどれも好きだけど"MICROWAVE"の中毒性が高い。今までのポルノになかったサウンドに、自分の頭を冷蔵庫に例えてしまう歌詞、ライヴで聴きたい。

晴一:"MICROWAVE"が聴けるかどうかは当日のお楽しみに。



1曲目"MICROWAVE"



新橋駅前でサプライズライヴ




新橋駅前でサプライズライヴ。
1時間前の告知にも関わらずファンの人が来てくれ、そこにいたサラリーマンの方々も足を止めてくれた。

"Working men blues"について、気持ちを込めて作ったが、本当に働いてる人にどう届くか心配だった。

1時間前の告知だけど、ポルノT着てくれたファンの方もいた。
ギリギリの告知にも関わらず、ポルノTを着てくれたのは、もしかしたら予測をしてくれて準備していたのでは。

今浪:「着いたらちょうど終わってた」という人もいます。

晴一:あぁごめんね。自分たちでもイベントとして捉えきれてなかったから。新橋で働く人たちのためにメッセージを届けて帰ろうとだけ思ってた。
でもあれだけ人が来てくれたなら、もう1〜2曲用意しておけば良かった。

終わってから知りました(八王子市のSさん)


2曲目"Working men blues"



BUTTERFLY EFFECTの感想




しまなみテレビの10月号について。
今回は公開放送だったが、ツアー中は不定期で何かあったら放送となります。

110人集まってくれたけど、常々抱いていた「ロックスターとファン」という関係じゃなくて「田舎の兄ちゃんが帰ってきた」みたいな雰囲気になった。
最初こそワーっとなったけど、5分くらいでこたつに足突っ込んでるような雰囲気になった。まぁこれはこれでポルノらしいかなと。


コーナー:BUTTERFLY EFFECTの感想ないん?

今浪:その前にさっきの新橋について、渋谷で張ってたり、丸の内で張ってたり、タオルとか準備して行きましたという人が。

晴一;そうか。どこかに現れるというのは言ってたんだ。確かに丸の内も働く人の街だしね。
ほら、こうやって宣伝部が「サプライズだ!」と言っても読まれておろう。


メール:ニューアルバム聴きました。"夜間飛行"が特に素晴らしかったです。今回のアルバムを聴いて晴一さんは本当にメロディに言葉を乗せるのが本当に上手だと思いました。

晴一;メロディに言葉を乗せるのが上手い、ようやく認めてもたえたような。でも語感とかそういうのって実はあんまり意識してない、まぁ鼻歌で合わせはするけど。
だからたまに歌いづらいのもあって"MICROWAVE"でもあったな。「アンダーヘア」とか凄く歌いにくいけど頑張って歌ってくれと頼んだ。

歌詞によく出てくる「抱きしめたい」とかそういう言葉って予測がつく、たとえば挨拶で「チューっす」て言っても「おはようございます」のことなんだなって予想つくみたいに。でも予想してない言葉っていうのはきちんとイントネーションにハメないといけない。あ、ちゃんと語感意識してるな。

「アンダーヘア」に頑なコダワリを持つ作詞家。


曲行きますか。
"夜間飛行"について、何かあったかな。思い出したら言います。


3曲目"夜間飛行"

"夜間飛行"聴いてもらいました。

思い出したのが、カースケさんのドラムね。レコーディングでスネア一発鳴らしただけで「あ、カースケさんのドラム」だった。テクニカルな曲じゃないけど、その音色だけで聴かせてしまう。


あのドラムは国宝級。本当に素晴らしい。









カープ通信ファイナル




全国ツアーも開催間近。
現在はリハーサル4日目。いつもよりは仕上がりが早くてみんな気合いが入っている。アルバムを出したからルーティーンでツアー行くって感じじゃなくて、今までで一番良いツアーにするという意気込みがみんな強まっている。

今は色々なものが急ピッチでまとまってきている。でも5時間半くらい新しい曲たちをフル回転で弾いたあとのラジオは舌が上手く回らない。
今回は仮セットを山梨県の倉庫というか、スタジオに組むんだけどそこにリハ前に往復するんよ。それを見て、照明の具合などを意識合わせをして2時間かけて戻ってリハをする。


コーナー:カープ通信 ファイナル

公開収録で聴いたらいまいち人気のない可能性が出てきたコーナー。


2017年が終了。カープはクライマックスシリーズで敗退。

やっぱりね。4月に始まって今10月でしょ。だから横浜は上がり調子、でもカープは一年やってきた中で下がり調子のところだった。それでもなんとかなるかなと思っていたけどどうにもならなかった。
クライマックスシリーズの是非について、カープが惜敗していたらCSに一言あったけど、あれだけ大敗したら何も言えない。

来年に向けてチームに爆発力があるかが鍵。

日本シリーズはソフトバンクが2勝しているけど、横浜も日本一あるかなと思っている。


結局いいとこまで持ちかえしたけど、横浜ギリギリ及ばずだったようだね。
でも晴一さんの予想いいところ突いてたんだね



4曲目"キング&クイーン"


スタッフ、メンバー含めインフルエンザの予防接種。
ツアーは誰か1人かかってしまうと全滅の可能性もある。







では今週も閉店です。










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2017年11月4日土曜日

エリック・クラプトン ギターの売り上げ減少に「多分、ギターは終わったんだろう」







エリック・クラプトン、ギターの売り上げ減少に「多分、ギターは終わったんだろう」




『Washington Post』紙によると、エレクトリック・ギターの年間売り上げはこの10年減少しており、ギブソンやフェンダーに続き、PRS Guitarsも経営不振に陥っているという。
自身のドキュメンタリー『Eric Clapton: A Life in 12 Bars』が上映されたトロント国際映画祭の記者会見で、『Billboard』誌からそれを告げられたクラプトンは、こう話したという。「そんなに悪いとは知らなかった(笑)。僕は実態を把握していない。何が起きてるか、知らないし、どちらに転ぶかもわからない。物事には自然の成り行きってものがあり、収まるべきところに収まるんだと思う」



少し前の記事であるが、ギターを愛する者の一人として書いておきたい。

ギターの売上が落ち込んできているそうだ。


僕は音楽を好きだし、ギターという楽器を愛している。それだけにこの状況は、なかなかに由々しき事態ではないかと思う。



ギターヒーローの不在




今さら云うまでもないが、そもそも音楽自体の売上も落ちてきているし、その中でジャンルの垣根がなくなりつつあるし、ギターを使った音楽の規模は必然的にも減ってきている。

バンドという形式は決して主流とはいえなくなった。いや、もはや主流と呼べるジャンルすら不在となったのだ。

それでもROCK IN JAPANなどを見ても、バンド音楽は一定数は存在する。だが、その減ってきた母数の中で最も致命的ともいえるのが、ギターヒーローの不在である。

今の若い世代が「ギターってカッコイイ!」「ギターやりたい!」と思わせてしまうほどのギタリストが不在なのだ。
※もちろん若い人で巧い人はいくらでもいるが、それこそスラッシュやクラプトンクラスという意味で

僕はジョン・メイヤー大好きだがな!

それには90年代~00年代~10年代でのバンドミュージックの変遷が大きい。








邦楽ロックの系譜




90年代のギタリストの多くはギターヒーローに憧れてギターを始めたケースが多い。
たとえばポルノグラフィティの新藤晴一はGuns N' RosesのスラッシュやXなどに強い影響を受けている。

7~80年代のロックの系譜である。
ハードロックやメタルも元気な時代だったので、ギターへ憧れるキッズが多かった。キッズと書いたが僕はほぼ生まれていない。
なので90年代を通ったギタリストを見ると、ギターリフやギターソロへの意識が高い。





※例


だが、00年代になると様相が変わる。

邦楽のロックで代表されるアジカン、バンプ、ELLEGARDENなどが現れる。これにMONGOL800やゴイステなどを足すと、当時の学園祭でカバーされ尽くしたであろうラインナップが出揃う。

並びを見ても分かるように、ギターソロなどがあまりないバンドが多い。それよりもフロントマンの個性の強さが全面に出ているバンドばかりである。
世代なのでアジカン、バンプ、エルレといえばよく聴いたものだが、ギターに憧れるということはなかった(個人の意見です)

そんな00年代のバンドたちの影響を受けたのが10年代に目立ち始めてきた。
最近マスに受けているバンドを見ても、ギターはあまり目立たないケースはかりだ。

実際にここ数年現れたバンドでギターソロが印象的だという曲がどれだけあるだろうか。
個で見ていけばいくらでもいるが、目に見えて減ってきているのは明らかではないか。



それでも



それでも街を歩いていると、背中にギター(或いはベース)を背負った若者の姿を見かける。

どんなに業界が先細りであろうと、ギターが無くなるわけではない。いつかまた時代は巡り、バンドミュージックの再評価が訪れる。

少なくとも僕はそう信じてるし、そう信じてる人はそう少なくないだろう。

そんなことを思いながらこの記事を終えよう。

【関連記事】
ギターの神様は神経損傷 あと、少しクラプトンについて書かせて欲しい
ギターは金融資産になりうるのか ローズウッド輸出入問題












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2017年11月2日木曜日

"Working men blues"の替え歌の件についてちょっと本気出して考えてみた





今回の件は呟く程度であまり深くは触れまいと思っていたのだけど、歌詞というものについて考えるキッカケにもなったので、感じたことを記録として残しておく。

まず、何のこと?という人のために簡単に概要を説明すると、ポルノグラフィティのアルバム「BUTTERFLY EFFECT」に収録された"Working men blues"という曲についての話だ。
とてもリゲイン的な内容の歌詞で、"Working men blues"は云わば「働く"者"たちへの歌」である。

ファンの人が書いた"Working men blues"の歌詞を「◯◯バージョン」の替え歌バージョンを晴一さんがリツイートしたことに起因する。

そこでその替え歌の是非について、ファンの間でちょっと議論があったというものだ。
替え歌自体は構わないと思うのだが、このちょっとした騒動の本質が別にあると感じて記事にすることにした。



men=human



まず明文化しておきたいのが、僕が書きたいことは替え歌の是非ではない。リツイートされていたファンの方が書いた歌詞は全く悪くなくて、むしろちゃんと、

『ちなみに「女性差別だー」「主婦なめんなー」とか思った訳ではないですよ^^』

とことわりを入れてるくらいだしね。
今回触れたいのはそうことわりを入れていても、なぜかそうと取ってしまう方々の話。

「~だって頑張ってるってことを知って欲しい」という方に伝えたい。新藤晴一といい人間をなめてるのでしょうか。頭の中を冷蔵庫に例えて最新の電子レンジ欲しいという人間に対して、そう問い掛けるのは野暮というものではないか。
そもそも晴一さんはそのようなことは百も承知な訳だと思うんですよ。

それでもあえて"Working men blues"という曲が今の形に成ったのには理由があると思って。この曲の背景について、晴一さんがしまなみテレビだかカフェイレだか失念してしまったが、下のコメントを見れば今回の記事いらないくらいなんですが。


「最近誰かのために頑張れる人ってカッコイイなって思ってきた。自分のことをひとつ横に置いて、誰かのために頑張れるって人。"星球"でも書いたけど。
歌詞としては譜割りの都合で"Working men blues"になったけど、男も女も、みんなのこと」


はい。これで氷解しましたでしょうか。

このコメントに全て表れている。これでも尚物申したいという方は面倒なので直接晴一さんに申していただきたい。

それでこのコメントを見て感じたのが、本当に今は言葉を選ばないといけない世の中なんだな、それくらい表面的に言葉を受け取る人が増えたんだなって。
ブルース・リーの生まれ変わりか。









行間




歌詞って文字数が限られるから書きたいことが物凄く制限されるんですよ。たとえば"Working men blues"のテーマは上にあるみたいに「頑張っている全ての人への賛辞」なわけじゃないですか。

晴一さんならそれはそれで書けなくはないし、それを100伝える歌詞も生めると思う。でもそうした時に受け手はきちんと受け取ったとしても100しか受け取れない。

たとえば恋愛映画でなぜ知らない男女の恋沙汰を二時間見ていられるかといえば、そこに2人の人生の背景とかを描いていくからだ。
どこかで聴いたフレーズだが、最初からハッピーエンドの映画なら3分で終わってしまう。

二時間の中で描かれるシーンに自分を重ねたり、間の物語を自分の中で膨らませて物語に入り込む。もちろんエロいシーンだけを求めるとか違う楽しみ方の人もいるだろうが。

歌詞も同じで、文字数に制約があるからこそ書き手は行間にそれを委ねる。その行間をどう受け取るか、そこに解釈の余地が生まれることで100のメッセージを120にも130にも、もしかしたら何倍にもすることができる。

ポルノの歌詞の面白さはそこにあると思うんですよ。どの曲も深読みし甲斐がある。
ちなみに"ミュージック・アワー"とかは行間なんて全くなくて、そのまま受け取って欲しいそうだ。

それこそが晴一さんの言った「歌詞の解釈は人それぞれの自由」というとこではないのだろうか。
"ラビュー・ラビュー"の男女を見て「私もこんな恋愛したい!」と思う人もいれば、小さく低い声で「爆ぜろ」と呟く人もいるではないか。

たとえば"星球"に励まされるサラリーマンだっていたっていいし、"ワン・ウーマン・ショー ~甘い幻~"に自分を重ねる学生がいたっていいわけで。

そうやって楽しむことが正しいわけでもない。
でも"Working men blues"を聴いて「~だって頑張ってる」って主張したくなった方はもう一度歌詞と向き合ってみて、なぜ自分がそう思ったのか考えてみてはいかがだろうか。

そんな事を考えました。


"君の愛読書がケルアックだった件"の歌詞が実はとんでもなくヤッバイ内容な件
MICROWAVE歌詞解釈〜Believe when I say "I want it that way"
夜間飛行 歌詞解釈〜「偶然は愛のようにひとを束縛する」














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2017年10月29日日曜日

新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.10.23放送分 アルバム制作の楽しみと苦しみ






※赤字が自分の感想です


ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.10.23放送分



オープニングトーク



アルバム「BUTTERFLY EFFECT」リリースますあとわずか。

※これ書いてる時点ではとうに発売してます


アルバムについてメール。

メール:アルバム発売おめでとうございます。そしてありがとうございます。今回のアルバムに台湾のライヴアルバムが着くのがとても嬉しいです。初めての海外旅行で思い出深いライヴでした。晴一さんは、台湾の音源を聴いていかがですか。

晴一;海外、初めて見る人ばかりの場所ということで、それなりの固さもあるけど、それは気合いの裏返しでもある。同じ曲を同じアレンジでやっても熱量が変わってくる。

最初からメールって珍しい。


1曲目"真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ"


メール紹介



最近紹介できていなかったので、メール紹介。

メール;私は暇な時に食べ物のことをたくさん調べてしまいます。晴一さんは暇なとき何をしますか。

晴一:暇な時はYouTubeじゃね。昼間はせんけど、夜になって、ギターの練習ももういいかというくらいになると見始める。大体プロ野球の乱闘シーンとか審判の誤審から始まり、ありえないスライダーとかのまとめを見てる。そのうちに「放送事故」とかそういうのに移り変わって行く。それから段々ライヴにいって普段は聴かないPERSONZ(パーソンズ)とかレベッカに行く。

最近では「1987年バブル絶頂期のコカコーラのCMが爽やか過ぎて死にたくなる」ってやつ。それが本当に元気な時代だっただなって。
今のコカコーラのCMも爽やかなんだろうけど、それの2段階くらい高い。それは時代の元気さなんだなって。ファッションとかも今また回ってきて、女の子がベレー帽被ってたり、オシャレなんだよね。

そこから最後はXまでいって寝ますね。





探してきました。マジで爽やかすぎる、てか俺生まれた年やんけ。


メール:先日カフェに行ったら甘酒ミルクなる飲み物があった。甘酒をミルクで割っただけだけど、初めて甘酒を飲んだので美味しさに驚いた。

晴一:甘酒って飲む点滴っていうよね。でもあんまり好きではないなぁ。
先日運動会に行ったんです。昔の、俺たちの親って酒飲んでたんです、太鼓叩いたりして。でも今はダメでとても清く正しい。行く前にコンビニに寄ったら缶コーヒーみたいなのに入った日本酒があって、思わず「これ、バレないな」と思った。


珍しくプライベートトークが。


2曲目"Montage"


カープ




カープのクライマックスシリーズはどうですか。

ダメだったんだっけ?(野球音痴)


今注目しているのは梵選手の退団。
プロである限りは身体が動く限りやりたいと思うんだろうね。他球団でも応援してます。

石井コーチも退任。コーチが退団するということがヤフーニュースのトップになるって珍しい。
でもヤクルト行くとしたら微妙だなぁ。

今の時期はジャイアンツが秋季キャンプに入ってる。
でも今までジャイアンツのキャンプの仕方はここで育成をしないことである、というが最近は考えが変わった。

カープは最近育成が上手くいってるが、巨人はいつも強くないといけない。広島ファンからしても巨人が強くないといけなくて、若手が伸びていなかったとしても全方向で強化するということが巨人の役目ということを堂々と宣言しなければいけないのではと思うようになった。

なるほど、全く話が分からん。


3曲目"Working men blues"










アルバム制作の楽しみと苦しみ



来月よりツアー開始。
ツアーに向けて身体づくりも準備。冬に入って行くのでインフルエンザなどに掛からないように注意をしなくては。


コーナー:月刊 音話

メール:「BUTTERFLY EFFECT」発売が楽しみです。タイトルを見ながらどんな曲か想像してます。シングルも楽しみだけどアルバムは更に楽しみです。アルバムづくりにおいてどんなところが大変で、どんなところが楽しいですか。

晴一:アルバム制作の楽しいところは自由度が高いところだよね。シングルはポルノグラフィティのファンじゃない人にも、街角でちょっと聴いただけでも届くようにしなければいけない。それこそシングル向きの曲作りのやり方もあって、それはそれでやりがいがある。でもアルバムは待っててくれる人のためにシングルとは違う面を見せれるし、ファンの人ならそれをしっかり聴いてくれる。大変なことがあるとすれば、ずーっとレコーディングしているから、1曲につき3〜4日はいるから、10曲近く増やそうとするとまる1ヶ月は掛かりきりになるので、休みながらにしても大変な面はある。

今浪:中だるみしてしまったりはあるんですか?これ終わるんかいみたいな。

晴一:ある。中だるみはないけど、その日の夜中までギター弾いててその翌日行って弾いてると「俺ついさっきまでギター弾いてなかったっけ?」となる。でも最近は色々なアレンジャーとやっているので、それが刺激になる。それと下手なのもあって昔は朝までレコーディングやってたけど、それに比べるとちょっとは出来るようにはなって、早めに終われるようになった。だから昔よりは楽になった。
昔は本間さんが諦めずにずっと待っててくれたから、ありがたいけど毎日朝になってしまった。終わると11時くらいまでやってる店を探してたけど、その時は30時閉店の店がリストアップされてた。

毎日朝までギター弾いてたらギター嫌いになりそう。


4曲目"キング&クイーン"



アルバム制作の楽しみと苦しみ



放送日は衆議院選挙翌日。でも収録は選挙前。ラジオの時間の晴一さんの予想は自民がそんなに議席数を落とさずに過半数を獲得、そして希望の党は前回よりかなり議席を落として、立憲民主党がそんなに多くないにしても以外と議席数を取った。


まずまず正解ですな。


コーナー:もっと面白い話ないん?

メール;ゼルダについて。晴一さんはもしゲームの世界のキャラクターになるならどんなキャラがいいですか。なんとなく弓矢が似合いそうな気がします。

晴一:えー。こんなことが想像できるピュアな心がもうないわ。うーん。ま、剣士が一番バランスが取れてて、剣術使いは攻撃が早いけど防具が付けれんよね。で、魔術師はヒットポイントが低かったりするよね。
戻ってこい俺のピュアな心。うーん。だから弓矢使いにしとこうか。
でも戦国の兵士になったらというのは想像するよ。戦国の兵士って平地でわーっと戦うイメージあるけど、それは最後の段階でその前の策謀や謀略が主。だからそんな謀略をするか考えることはある。

当時って本当に暴力で隣の国取って良かったんじゃろ。それって凄いよね。

戦国時代というより「キングダム」の世界の感覚になる。


5曲目"THE DAY"







では今週も閉店です。










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夜間飛行 歌詞解釈〜「偶然は愛のようにひとを束縛する」






※今回の記事はいつも以上に思いついた言葉をバーっと並べたため、かなりまとまりがなくて読みづらいかと思いますのでご了承ください


ポルノグラフィティのニューアルバム「BUTTERFLY EFFECT」、アルバム全体の感想を前に語り倒したい曲の感想を長々と書いてきた。

今回も同じく語り始めると終わらないぜという曲を紹介しよう。今回はM9"夜間飛行"である。

アルバム曲でいえば初めて聴いたときにあまりの曲の美しさに打ちのめされた曲である。
最後のサビのブレイクとかもう、グッときすぎて心臓止まるかと思った。

歌詞の言葉選び、情景描写、美しいメロディ、カースケさんと寛雄さんのリズム隊、そしてそれを見事に歌い上げた岡野昭仁のヴォーカル、これらを仕上げきったアレンジの宗本康兵の手腕控えめにいって完璧である。

僕のツボをグイグイと押してくれる曲で、こういう曲はどれだけの回数を聴いてもうっとりとしてしまう。






これぞ新藤晴一という歌詞である。

歌詞中、場面場面で主人公である私のあらゆる感性が刺激される。


肌に触れる手や、なぞる指先。さらにはその腕にはめられたままの腕時計で触覚を。
見つめてしまう横顔、美しい瞳で視覚を。
煙の薫り、香るパフュームで嗅覚を。
そして君の言葉、時計の針の音で聴覚を。


特に聴覚部分の描写が秀逸である。
2番サビの歌詞なんかは、もう何度聴いても鳥肌が立つ。

腕時計は《音もなく時を刻んでいるの》と表されてされている。腕時計は音を発しないが、腕時計を外さない理由はなんだろうか。

それは腕時計を外す時間すら惜しいことだ。つまり、触れたい気持ち、そしておそらくそれよりも、この時間はそう長く続けられないという意味もある。

だから、主人公の耳にはカウントダウンのように聴こえない秒針の音が聴こえる。
この感覚はさながら"Part time love affair"である。

それだけ全身全霊で君を受け止めたいという主人公を描きながら、少しずつ気持ちをスレ違いさせていき、最後のサビで完全にそれを外してくるのが、この歌詞の最も恐ろしいところだ。
《君はいない》くらいで他に直接的な言葉を用いずに別れを感じさせる歌詞、新藤晴一という人はまだまだこんな歌詞を書いてくるのだから恐ろしい。

たとえば《交差する翼の夜間飛行》は、おそらく交わしたそれぞれの腕のことだろう。もしかしたら「Don't wanna cry」と云いながら涙を拭おうとした
君の腕に私は手を伸ばしたのかもしれない。
同時に、交差するという行為は2人の向かう方向が決して同じ方向を向いていないということも示している。












君について、どんな人物像であるか僕はついぞ辿り着けない。
どこか女性っぽさすらも感じるが、果たしてどんな人なのだろうか。

面白いと思うのが、これまで晴一さんがこういった歌詞を書く時には大抵「あなた」と表記されるけど、"夜間飛行"では「君」と表記されている点だ。

シガレット、腕時計、パフュームと大人を象徴するアイテムを身につけているが、「月が綺麗」なんていうほど君には無邪気さすら感じられる。
これがどこか借り物の言葉ぽくて、「覚えた言葉」であるように聴こえる。

「月が綺麗」というフレーズはいうまでもなく、漱石の翻訳のエピソードにも掛けてあるのだろう。
「I love you」を日本語訳したらという有名なエピソードだ。

君は私の気持ちに気づいている。全て見透かして分かっていながらも、それに応えることはない。もしかしたら私の気持ちに本当は応えたいのかもしれない。しかし、そうはしない。
そこの絶妙なバランス感覚が「月が綺麗」という言葉に込められてるとしたら、これほど切ないものはない。


そんな辺りのことから、僕は君とはどこか異国の人のような感覚を抱いた。

私の気持ちをよそに、君は私を置いて飛んでいってしまう。私は決して飛べないままだ。
別れの時を音もなく刻み続ける腕時計は、逢瀬の時を削る。

そして、最後に君は去ってしまう。決して私好みではない香水の残り香を残して。

青く陰る瞳からもどうしてもそっち方面に考えてしまう。
この青い瞳は最初のサビの紫煙と対になるような気がして、紫の煙から情熱を表す赤の色が失われてしまったような感覚で、だからこそ、その青にはを宿している。

連想ゲームのようになってしまうが、紫の煙について。そのまま紫煙の意味でもあるが、今回のアルバムは過去のミュージシャンへのリスペクトが要所要所に忍ばせてある。
そうした時に紫の煙といえば、まさに「パープル・ヘイズ」ではないか。

紫煙であればタバコであるが、パープル・ヘイズではドラッグの隠語にもなる。
直接的なLSDのことではなく、それほど君との一時は幻覚的、幻想的な時間で魅力的であるということだ。

そうした時に《FLY》という言葉は何を示すのだろう。
飛ぶことのできない私は、君の言葉でようやく飛び立つことができる。

《I can fly dark sky》にもあるように、先の見えない暗闇の夜間飛行である。その空はいない君の心の中かもしれない。

このフレーズを聴いて、ある曲のあるフレーズが思い浮かんだ。

《私を強く引き寄せる力はい今/暗い闇の底に待つ地面でしょうか/息をのんで 目を閉じて 飛び出してく》
"グラヴィティ"

暗い闇になぜ飛び立てるのか。それは《この体も この胸もただ あなたに惹かれ》ているからである。
私を引きつける重力さえも飛び越え、私の気持ちはあなたへ惹きつけられる。
しかしそこに君はいない。

一線を越えたかった主人公と、越えなかった君との対比も的外れな言葉や私好みじゃないパフュームに込められている。


的外れな言葉も、私好みでない香水の甘い香りも、スレ違いであるはずなのに私はそれすらも肯定する。それでも、と涙を流す。
そんな頬をなぞる指先、あまりにも優しくて、あまりにも残酷な時間。

それでも尚最後は凛としている私。願いはあまりにも《青い期待》なのかもしれない。
言葉になくとも《夜空を焦がして 私は生きたわ恋心と》という想いであるかのように。


「ひとは一度なにかを選び取ってしまいさえすれば、自己の人生の偶然性に満ち足りて、それを愛することができる。偶然は愛のようにひとを束縛する。」「夜間飛行」サン=テグジュペリより



"君の愛読書がケルアックだった件"の歌詞が実はとんでもなくヤッバイ内容な件
MICROWAVE歌詞解釈〜Believe when I say "I want it that way"


★歌詞解釈シリーズ



AGAIN歌詞解釈~「遥かな昔海に沈んだ架空の街の地図」とは

スロウ・ザ・コイン歌詞解釈~人生の分岐点と正解の道

月飼い歌詞解釈~東から漕ぎだした舟が向かう先

ジレンマ歌詞解釈~ジレンマが示すもの

Hey Mama歌詞解釈(+和訳) 〜あなたのパパは何者?

TVの中のロックスター、憧れと現実

THE WAYのダイアリー00/08/26に涙した理由

LiAR歌詞解釈~揺れてるばかりの記憶のあなた

メリッサ歌詞解釈~自分にとってのメリッサとは

アポロ歌詞解釈~変わらない愛のかたち探してる

Part time love affair歌詞解釈〜パートタイムの恋人

パレット歌詞解釈~泣いた月と唄う鳥の示すもの

PRIME 歌詞解釈〜変われない自分と変わらない願望

稲妻サンダー99歌詞解釈(?)〜99秒、33文字の歌詞に3000字書いた全記録

アゲハ蝶歌詞解釈~夏の夜に咲いたアゲハ蝶

素敵すぎてしまった歌詞解釈~Wonderful Tonight

ラスト オブ ヒーロー歌詞解釈~ヒーローは逃げない、一度も














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