2017年7月24日月曜日

新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.7.17放送分 「人生のなかで今日が一番若い」








※赤字が自分の感想です



ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.7.17放送分



オープニングトーク





この週を乗り切れば夏休みがやってきますね学生の皆さん。いいですねぇ、いいですねぇー。


いいですねぇー。


海の日の放送。

海水浴の予定はありますか?

Amuseでは海の家を新日本プロレスとコラボして由比ヶ浜に出店している。
筋肉でレモンを搾るそうです。


1曲目"社員 of the beach"



メンバーはなんとか新幹線確保しました




THE野党のライヴ"夜会"が開催。

本体(ポルノ)と規模が違うので、リハの日数も違う。
ポルノは日数がとても多いが、THE野党ではお金の面で渋くなる。「厳しい」。

あらためて「ライヴってお金掛かるな」と思い、「ポルノって恵まれてるな」って思った。

THE野党のリハは3日しかない。

スタジオ代はチケット代から出るのでキャパによってスタジオの予算が違う。

というかチケット代もしますしね、ポルノさん。

それは暗黙のルールで「じゃあ俺が出すわ」という訳にはいかなくて、あくまでもその予算でやる。

大阪への移動も「メンバーの分はなんとか新幹線を確保しました」というくらい。

ロックっすな。

THE野党はポルノよりも更にダイレクトに楽屋の弁当に影響するので買って欲しい。


2曲目"RAKUEN"THE野党



メンバーはなんとか新幹線確保しました



ボーナスシーズン。
Amuseは年俸制なのでボーナスはならして入るそう。

納得する遣い方をしてください。

僕はギターに消えました。


コーナー:相談するほどです相談室

メール:1年9ヶ月付き合った彼氏と分かれた。しかもそれが3度目。彼とは別れるべきなんでしょうか?

晴一:これ、惚気だよね?そういうプレイ。
まだ15歳でしょ?俺、知り合いの子どもに15歳の子がいるけど、別れたって話のLINEを見せてもらったりした。ちょっと言い方が気に食わなかったとか。


メール:昨年転職してようやく1年目。先日昇級の話が出たが「私にはまだ早いのでは」と断ってしまった。果たして良かったのか。

晴一:何の仕事なんじゃよね。ねずみ講とかならダメだけど。
普通の仕事であるなら、評価されたならそっちに行くべき。持論だけど「環境が人を育てる」から。小説でも書いたけど、中国には贋作をつくる村がある。
子どもをおんぶしながら、お母さんが書いてるみたいな。それは別にそういう勉強したわけではない。

"Montage"の曲を書いたけど、俺は「作曲をする人」になりたかったわけではない。Tamaが抜けて、本間さんとも離れて、やっぱり「書かないといけない」ということになる。昭仁が全部書いてくれてもいいんだけど。
例えばTamaや本間さんがいたら、こんなに曲を作ってなかった。だけど、そうなったことで作曲が成長した。なので新しい環境に行けるなら挑戦してみてはどうか。

Tamaさんの件はショックだったけど、ある意味それで生まれた名曲たちもあるという複雑な心境。


3曲目"狼"









「人生のなかで今日が一番若い」



どんなシーンで飲むビールが好きですか?
夏フェスでも美味しいビールを飲んでください。

僕はやっぱりライヴ終わりで飲み干すビールが生き甲斐です。


コーナー:相談するほどじゃないけど相談室

メール:あちこちによく身体をぶつてしまう。友達には「おばさん化が始まった」と言われてしまった。

晴一:空間認知能力が下がったってことじゃね。それかめっちゃ太ったか。26歳って医学的にも色々落ちてくるときでしょ?
大体30歳くらいになってくると人は走り出す。持久力のために。


耳が痛い←ただいま30歳


「人生のなかで今日が一番若い」んだからね。だから今日やれることは今日やらんと。


名言!


メール:最近昼食を食べると眠くなる。食べる量を減らしたら?といわれたが、今度はお腹が減る。糖分を取れといわれたら、トイレに行きたくなる。どうしたらいいでしょうか?

晴一:これは八方塞がりじゃね。これもう俺に相談する域じゃないんじゃ?
なんだろう栄養ドリンク飲むとか?

今浪:授業中ダメでしたけど、飴舐めたりとかしたらどうでしょうか。

晴一:そうすると飴での喉が乾いて水飲んでトイレ行きたくなるんよ。



4曲目”はなむけ”




ラジオの前でぽかーん




日本グランドシニアゴルフ選手権を見ましたか?


毎週ゴルフか野球の話題が入るミュージシャンの番組。


68歳でイーブンパーが出た。

ゴルファーの目標は自分の年齢ー1で周ることが目標となる。

ハーフで45を切るのが目標。なぜならハーフをどちらも45を切ればトータルスコアが80台になるから。
今ラジオの前でポカーンとしとるじゃろ。時空を超えて伝わってきた。


コーナー:もっと面白い話ないん?

メール:マリーンズが好きです。1アウト1、3塁が好き。点数のチャンスでもあるし、ダブルプレーで終わってしまう緊張感が良い。

晴一:これは良いね!なんとかこれ以上のないかな。
その状況を越えるのは、ノーアウト満塁かな。こらそこの君「また野球の話が始まった」とか思ってるだろ。

すみません、してました。

チャンスのようだけど、ダメだった時には潮目が変わってしまう。



5曲目"Montage"



では今週も閉店です。












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2017年7月21日金曜日

夏休みは本を読もう 読書感想文がない大人でも読みたいオススメ小説 6選






休みですね。


社会人になると夏休みは短いですが、休みを利用して家でも旅のお供でも小説を読んでみてはいかがでしょうか。


社会人の方はもちろん、学生も長い夏休み。
今夏休みの宿題で読者感想文ってあるのかね?



綾辻行人『Another エピソードS』







「聞かせてあげようか、あなたの知らなかった、この夏のお話」少女は語り始めた。一人で過ごした海辺の町、そこで出会った幽霊との、不思議な探索行--。名作ホラー、誰もが待ち望んだ続編がついに登場!!


アニメ化もされた『Another』の続編。実写映画?そんなものなかった。もちろん『Another』はマストです。
ある夏休みの日々がテーマなので夏にピッタリ。

多少ホラー感はなくはないですが『Another』よりは青春ミステリっぽくて読みやすいのではないかと思います。



越谷オサム『階段途中のビッグ・ノイズ』






廃部の危機に立たされた軽音楽部の神山啓人は、仲間といっしょに文化祭のステージでの「一発ドカン」を目指して奔走するが……。爽快、痛快、ときどきニヤリ。ラストは涙の傑作青春小説!



夏といえばバンドだ!
ということで青春バンド小説を紹介します。先日読んで面白かったので。

秋の文化祭に向けて奮闘する学生を描いた本作。暑苦しい階段の踊り場で練習している姿をクーラーの効いた場所で読みましょう。

大まかには読者の予想通りウォーターボーイズ的に話は進むのですが、読み終わるとバンドってイイナと思わせてくれます。



いしいしんじ『ぶらんこ乗り』






ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。――天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて……。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。


童話のようでありながら大人が楽しめる小説。中学~高校生くらいで一度読んでおいて、大人になってから読み返したりすると良いと思います。

とにかくあらすじが伝えづらい物語。
さらに何がどうオススメというかが難しい作品。

中盤までにいくつか弟の創るおはなしが差し込まれていて、それがどこか幻想的であり、残酷でもあり不思議な世界観となっています。

ポルノグラフィティファンには"グラヴィティ"の原案になったおはなし「手をつなごう!」が読めます。
これだけでもとても素晴らしいおはなしなので、是非読んで欲しい。

ちなみにこの作品に夏要素は全くない。









瀬尾まいこ『幸福な食卓』







「父さんは今日で父さんをやめようと思う。」佐和子の父・弘はある朝の食卓で言った。 母さんは家を出て、天才と呼ばれた兄・直ちゃんは大学に行かず、突然農業を始めた。戸惑いながら生きる佐和子は、同じ塾に通う大浦勉学と出会う。驚くほど単純な性格の大浦だが、いつしか佐和子にとっては心の支えとなっていた。2人はそろって同じ進学校に合格し高校生活を始める。


休みということで家族と過ごす方も多いと思います。
そんな時読んでおきたいのが「幸福な食卓」

そんなに長くないお話ですが、読み終えた時に自然と泣けると思います。ちなみに北乃きいと勝地涼主演で映画化もされてます。こちらもとても丁寧に創られた名作です。
僕は原作読んでも映画観ても泣きます。この時の北乃きいは殺人的な可愛さです。





ちなみに夏休みに向けのはずのこの記事なのに思いっきり冬向けの内容です。
無理やり理由付けするならば家族と夏休みを過ごす人も多いでしょうから家族を見つめなおすキッカケにいかがでしょうか。

なお、シュークリームを買ってから読みましょう。絶対食べたくなります。




内藤了『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』







藤堂比奈子は警察学校を優秀な成績で卒業した新人刑事。一見明るく真面目な態度で勤務する彼女だが、心に深い闇を持っており興味の対象は殺人犯の人を殺害する心の"スイッチ"は何かと言う疑問を解明する事。 個性豊かなメンバーと共に捜査をしていく内に、様々な性格を持った猟奇的犯罪者と対峙していく事で、彼女の抱く疑問の答えは見つかるのか?


波留主演でドラマ化もされた本作。
この機会に原作シリーズも読んでみてはいかがでしょうか。

猟奇殺人ものなので、なかなか万人に薦めづらいですが原作も面白いですよ。
ドラマとは細かな相違も沢山あるのでその辺の違いも楽しみながら読んでみてください。

ホラー出身の作家さんなので夏にピッタリ。
海外の刑事ドラマが好きな人は絶対ハマります。

毎年シリーズの新作が出ていて現在7作、さらには 7/25に新作『MIX 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』が発売予定。この人どんなペースで書いているのか不思議で仕方ありません。




星野道夫『旅をする木』







広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年に初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせの生活を、静かでかつ味わい深い言葉で綴る33篇を収録。


殺伐とした作品も多かったので最後は旅ものを。

星野道夫さんのアラスカにまつわるエッセイ集です。
真夏にアラスカのエッセイを読めば気分も、変わらないですね。すみません。


私が東京であわただしく働いている時、その同じ瞬間、もしかするとアラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない。


など、グッときてしまいます。

旅のお供にしたくなる、そんな素敵な本です。


ほとんど夏関係ねぇじゃないかという内容になりましたが、どれもオススメの本なので是非手に取ってみてください。


【特に関連はしない記事】
穂村弘『短歌をください』短歌を難しい世界だと思ってる全ての人へ
【読んだ】朝井リョウ『スペードの3』ネタバレ感想
半年遅れでボロボロに泣きながら「逃げ恥ロス」デビューしました








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2017年7月20日木曜日

【ギター】最強のディストーションを探す旅に出ます。探さないでください。









エフェクターが欲しい。

これは、ギタリストにとっては楽しみであり悩みの1つでもあるだろう。

特に歪み系のエフェクターは底なしともいえる沼である。
それは僕のようにほとんどのギタリストの性格が歪んでいるからだろう。

僕は今猛烈にディストーションが欲しい。欲しいのだ。


オーバードライヴについてはFREE THE TONEのGIGS BOSONを入れているので、もうちょっとガッツリ歪ませられるのが欲しい。

※今はZOOMのMS-100BTに入っているPRO CO RATイメージの歪みを使っている


ということで、お店にGOする前に検討がてら、いくつか当たりをつけておこうと思う。


2017年7月17日月曜日

「22年目の告白 ―私が殺人犯です―」ネタバレ感想と映画・小説版を比較






『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』の映画、小説共に見終えた。


原作は元々韓国の映画「殺人の記憶」であり、日本版のリメイクといえる作品だ。





不勉強ながらそちらは未見なのだけど、どうやら韓国の映画に更に一捻り加えたのが今回の日本版の作品のようだ。

しかしながら日本の時効制度と事件の発生した95年という時代性など、日本ならではのアレンジが全く浮くことなくしっかり調和していた今年の中ではかなり傑作と呼べるサスペンスであった。
それを表すように公開から1ヶ月以上経っているが劇場は満席であった。

ということで小説版と映画版両方の感想を書いていく。どちらにもそれぞれの良さがあり、この作品に触れるならば是非両方を見て欲しい。


作品の資質上ネタバレなしで感想書くのは無理なので、以下はネタバレ感想満載で書いていくのでご注意を。



あらすじ




残忍な手口で5人の命を奪い、世の中を震撼させた連続殺人事件。未解決のまま事件は時効を迎え、完璧に逃げ切ったはずの犯人は、22年後、思わぬ形で姿を現した。
〝殺人手記〟出版記者会見――。
そこにいたのは、自らの告白本を手にカメラのフラッシュを浴びて不敵な微笑みを浮かべる美しき殺人者。

「はじめまして、私が殺人犯です」

あらゆるメディアを通じて発信されていく殺人の告白と、犯人の容姿。その男に日本中が惹きつけられ、逆撫でされ、そして欺かれていく――。日本中を巻き込む告白の行方とは?先の読めない結末に向かって、新たな事件が動き出す!


監督 入江悠

出演 藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル










映画と小説比較(ネタバレ感想)




殺人犯の告白本というテーマから始まり、最後のどんでん返し劇、これぞエンターテイメント作品といえるだろう。

まず、僕は先に浜口倫太郎著の小説版を読んでいた。







映画版では描かれない細かな描写などは、先に小説読んでたおかげで理解できたが、逆に映画版にしかない役者陣の熱演は、先の展開を何も知らずに観てもみたかったというのは贅沢な悩みだ。

映画→小説という順番が良かったかもしれない。


まず映画版を見始めて驚いたのが、主人公が違うことだ。
小説版では映画では数シーンにのみ出てくる出版社の編集である川北未南子が主人公である。





映画版では描かれない、曾根崎雅人が告白本を出版するまでの経緯が描かれる。
映画では出版社のシーンはほぼないので、こんな本を出版するに至るまでの過程は疑問への答えは小説でお読みいただきたい。

小説版の主人公の未南子は曾根崎(小野寺拓巳)の端正な顔立ちとともに、圧倒的な筆力に惹かれたことで出版を決意する。

実際に告白本を書いたのは刑事の牧村だが、なぜ彼が一冊の本を書き上げることができたのか、その理由も「顔のわりに本好き」という小説の設定が重要な意味を持っている。

その点で映画では牧村の部屋で大量の本が床に散らかっていることでビジュアルで説明をしている。けど映画だけ見ると分かりづらいかなと思う。
「またこんなに本散らかして」とかセリフがあれば映画だけでも牧村は本の虫というキャラクター付けができたんじゃないかなぁと思う。

ごく普通の青年だった小野寺拓巳があれほどのことを人前で振舞えたのか、最後海外に旅立つ理由は小説版で明かされる。


逆に映画でしか描かれない描写もある。
その一つが仙堂の動機である。もちろん戦場で知り合い親しくなったジャーナリストを目の前で殺されトラウマとなったことに起因する。

映画ではそこから一歩踏み込んで「同じ境遇の人間を生み出すことで自分の心理を探る」という動機の告白が入る。


「なぜ自分は生き残ったのか」という仙堂の心情に、小説より少しだけ説得力を増した演出ではないかと思う。ただしどちらの作品でも犯人はなぜこの被害者を選んだのかという描写はない。


いくつか感想を見ていてでは「途中で真犯人わかった」とかそういうのもあったが、小説版の作中で曾根崎雅人こと小野寺拓巳は「他人の時間を奪うことこそが快感である」と語っている。

とどのつまり最後まで小説を読んだり、映画を観たのであれば、受け手は製作者たちに時間を奪われた形になる。その時点でいくら「途中で真犯人が判った」とドヤされても結局は製作者の手のひらの上ではないかと思ってしまう。

このシーンあらためて考えると殺人犯でない小野寺拓巳が語っているのだから興味深い。
犯人を求めるあまりに深淵に触れてしまったかのような発言だ。


もう1つ思い出した改変。
テレビの放送の中で仙堂が拓巳に替え玉を殺させるために万年筆を差し出すシーンがあるが、小説版では仙堂の友人の形見である大切な万年筆を使わせたくないとその日だけ別の万年筆を持っている。
これが拓巳が仙堂を疑う決定打となるのでこれも入れて欲しかったなぁとちょっと思ったり。

ラストについて、仙堂は戸田に殺される。

僕はこのオチについては、殺されるのではなく、死刑判決を受け絞首刑に処された方が良かったのではないかと思う。
手足を拘束され絞首によって死ぬことほど、仙堂にとって皮肉なことはないではないか。



役者陣



映画は何よりキャストの勝利といえるだろう。
それほどどのキャラクターもハマっていた。

主演の藤原竜也はいつもの藤原竜也である。
相変わらず凄まじいほどの喜怒哀楽を存分に発揮していた。時間を経過するごとの表情の変化は脱帽である。




さらに白眉だったのは伊藤英明である。
小説を読んだイメージとして牧村はイメージとしてはもっとゴツいイメージだったので、伊藤英明ではちょっと線が細いのでは思っていた。

しかし映画を観ると、そんな当初のイメージは一瞬で払拭された。新米時代、そして今の刑事として貫禄がついてきた姿、どちらも素晴らしいものであった。


 


そして、真犯人である仙堂を演じる仲村トオル
特に終盤の別荘での壊れ方は迫真に迫るものがある。

精悍さと知性、そしてそこに宿すサイコパス性、これを観てしまうと仲村トオル以外の仙堂はちょっと想像つかない。


この主要人物3人の牽引力がこの映画を成り立たせているので「絞殺をポリシー」と言っておきながら爆破やんとかいう疑問はあまり考えさせずに最後まで見てしまう作りだ。


挙げていけばキリがないが、その他の役者たちもどんなサブキャラクターであっても人間くさくて魅力的だ。

感覚ピエロの主題歌も良かったし(真面目な歌も歌えるんだな)、劇中のノイジーな音楽の使い方も面白かった。


強いていえばテレビ局映画でよくあるのだけど、ワイドショーなどのシーンで局アナをそのまま使うのは個人的にはあんまり好きではない。あの微妙に冷める内輪ネタ感。



本を売ること




確かにサスペンスやミステリの要素が強い作品ではあるが、僕が小説を読んだときに最も胸を打たれたのは本を売ることにフォーカスを当てたことだ。

掲載されていた作者のコメントでも、


以前から『本を巡る物語』を書きたいな、と考えていた。ただ作家や書店員を主人公にした小説は、世の中にたくさん存在する。そのまま書くのは面白くない。違う切り口がないかな、と思案したがいいアイデアが中々思いつかない。そういうときは、一旦頭の引き出しに入れて宿題にしておく。そうすると、また時間が経ったときに思いつくことが多々あるからだ。


と語られており、これは殺人事件を舞台にした本の出版、言論の自由を訴えかけるテーマなのだ。

良い本を売りたいという想いは未南子も、書店員である美晴も同じ想いである。
しかしながら未南子の手掛けた本には美晴の両親が殺害された描写が克明に書かれている。

もし、これが美晴には全く関係ない事件を書いていたとしたら、果たして美晴は本を売り出そうとするだろうか。
実際にこれを書いた牧村はどんな気持ちで美晴の刃を受けたのだろう。

もちろん「文章が良かった」という点で未南子が本を売り出したいと考えた経緯もあるが、そのセンセーショナルな売り出しは、結果として芸能的であり、小説中で揶揄されていたタレント本となんら変わらない売り出し方になってしまうことが皮肉だなと思う。



ということでサスペンスとして僕はかなり好きな作品でした。









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2017年7月15日土曜日

ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.7.10放送分 "Montage"感想回








※赤字が自分の感想です



ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.7.10放送分



オープニングトーク




晴一さん、コンビニのくじ(700円で1回)でフィーバー。

以前5枚引いて全部当てて、今日はタバコを1カートン買って7枚引いたらこれも全部当選。今のところ12戦12勝。


台風や都議選が話題になった1週間。
湿気がすごい1週間だった。



1曲目The Chainsmokers & Coldplay "Something Just Like This"






僕は今のコールドプレイは全く認めてないのですが、これは良いね。
※個人の感想です



ゼルダは素晴らしい




VRの話。

VRは凄いけど、PS4のゲームはやり込み型が多いのであまりゲームに打ち込めなくなった晴一さんはあまりやらずに埃が積もっていた。

そんなところにレコーディングでアレンジャーの田中ユウスケさんがVR欲しいというので、半額くらいで譲った。そしてその足でNintendo Switch(任天堂スイッチ)とゼルダを購入。

ゼルダの素晴らしさを伝えたい。

そういえば山田玲司のヤングサンデーでも絶賛してたね。
オープンフィールドがすごいらしい。

かなりハマって結局ゲームが好きなんだと実感した。


2曲目"カルマの坂"


"Montage"の感想



北朝鮮のミサイル発射が話題となった。
そして核の保有についての話題。

核がもたらすその均衡は弾道ミサイルを撃ち落とす技術を抑えなければならないという条約があるほど。

そんな中、槍を持たない日本は槍(核)を持った北朝鮮との均衡が崩れている。
経済制裁などをしても「最後に撃つよ」となってしまう。


コーナー:新曲"Montage"の感想

メール:疾走感を感じた。アニメは知らないが主人公の背中を押すような曲と感じた。晴一さんはどんなイメージで曲を書きましたか

晴一:どういうイメージかというと、やっぱり耳に残るような曲になるのを意識したね


メール:晴一作曲のメロディセンスが光っていると感じるのはバラードが多かったが、"Angry Bird"以降はダークなアップテンポな曲に心を掴まれている。

晴一:メロディセンスが光っているかは置いておいて、やっぱり捻ったオシャレな格好良さは作れない。たとえばファレル・ウィリアムスの"Happy"みたいなシンプルで都会的にオシャレというのは作れない。なので、今はこういうちゃんと展開のある曲を作ろうと意識している。

メール:曲を聴いてMVが楽しみになった。どんな世界観の中で演奏するのか楽しみ。私はアジアの夜のネオンが光っている中演奏しているイメージ

晴一:MVのコンセプトは決まってこれから撮影。これまでと違う感じになるかも。





撮影これだね。
どんな仕上がりか楽しみ。


3曲目"Montage"










"相談するほどです相談室



先週末は七夕。
こういう季節のイベントを楽しめてますか?

とうもろこしは(ヤングコーン含め)食べてる。あとは送ってもらった杏も食べた。


コーナー:相談するほどです相談室

メール:妹と姉がいて、姉にも妹に結婚や出産の先を越されてしまった。婚期を逃すなと親に言われて、彼氏を紹介するのにプレッシャーがかかってしまっている

晴一:これ親に紹介するのにどんなプレッシャー掛かるんだろうね?だって姉も妹も結婚しているんでしょ。それなら楽勝よ。3連戦で2勝してるようなもんだから。
それでもプレッシャーってなに?ロックミュージシャン?それでも2人ちゃんとしれれば1人くらいロックミュージシャンがいてもいいと自分が親なら思う。


確かに次女で他2人が先行ってるならよっぽどでなければ反対ないように思う。


4曲目"EXIT"



"相談するほどです相談室



どんなフォントが好きですか。
昔は明朝とゴシックくらいしかなかったが、

晴一さんは歌詞はゴシックで書くとのこと。

前に東京オリンピックのロゴの倒錯が話題になったが、専門家の間ではフォントが違うだけで全然違うものという認識。それは湯呑みとバカラのグラスの違いのようなものらしい。


コーナー;もっと面白い話ないん?

メール:先日飼っている亀に指を噛まれてしまった。晴一さんは動物で痛い目にあったことはありますか?

晴一:この番組10年やっているけど「へー」という感想しか出ん。

今浪:動物で痛い目にあったことは?

晴一;ないねぇ。飼ってた熱帯魚が全部死んでしまったけど、そこまではない。ごめんうまく(話題を)拾えなくて!

(スゴロクは?)


メール:先日初めてアルバイトの面接を受けた。バイトは落ちることはそんなにないと言われてたけどそれでも緊張した。晴一さんは面接を受けたことありますか?

晴一:大阪で飲み屋のバイトを受けた。マスターの顔がめっちゃ怖くて。それと経営者の綺麗な女の人がいた。その2人を前にしてミュージシャン目指してますと宣言。
マスターもミュージシャンなので、近くのギターを渡され弾いてみろと言われた。それでアコースティックで再現不能なエクストリームの曲を無理矢理弾いた。それでもなんとか受かった。


5曲目"GIANT"THE野党



では今週も閉店です。









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2017年7月11日火曜日

中央線ミステリー 「西豊田駅早期実現を!」は実現する日がくるのか?






左手をご覧くださいませ。窓から見えるあれこそが八王子市民がJR中央線に乗っていて、一度は気になるであろう名物、


「西豊田駅早期実現!」


の看板でございます。


早期実現も何も、何年前からあそこにあるのだろう?
看板の「早期」が小さいのもポイント。


僕は今30歳だけど、少なくとも生まれた時からはある気がする。

調べてみると、よりによってヤフー知恵袋が引っ掛ったが、2011年の記事で質問者さんによると「30年以上経っている」とのこと。

つまり40年以上の経ってる可能性があるということ?

真偽を調べてみた。


そもそも、西豊田駅っている?




そもそも論になってしまうのだが「西豊田駅っている?」


八王子~豊田の駅間は営業距離 4.3km だという。

確かに駅間が4kmを越えるのは新宿~高尾までの間では新宿~中野駅間しかない。新宿~中野駅間には各駅停車では大久保駅と東中野駅があるので実質は駅間としてはかなり短いことになる。

しかしだ。豊田だ。豊田なのだ。

中野と比べてはならない。

あの辺りは車両基地もあり、そんなに栄えてはいないではないか。そもそも「西豊田駅の早期実現を」という看板が立ってるのは畑である。


そもそも駅間を言うのであれば高尾~相模湖駅間なんて 9.5km だ。まぁ、この間で降ろされても死人が出るだけなので仕方ないが。


2015年の発表では豊田駅の平均乗車人員33,254人だという。

参考までに同年の八王子駅は86,178人である。確かに日野駅の27,179人よりは多いが、駅までいる?というほどでは多いだろうか。










果たして実現するのか



と思ったら


「請願駅」って実際どうなの? 住民が希望する新駅のゆくえ


という記事を見つけた。

計画としてはしっかりあるようである。
しかし、世の中計画通りに動くなら僕は今頃ドバイで車の助手席にチーターを乗せて走っていただろう。





記事を少し抜粋すると、

「日野市長を中心に、西豊田駅誘致に向けた活動が始まったのは平成9年。
用地は区画整理事業等によって確保していく予定ですが、開設費用は10年前の試算で約32億円。実際はもっとかかるでしょうから、これを市が負担できるかどうか……。さらに、JR東日本が提示する条件を解決し、新駅を実現するためには課題や問題が山積みとなっています」(都市計画課担当者)


この記事を見る限りだと、請願駅としての本格的な実現に向けた活動ということだろうか。

平成9年ということは20年前、俺生まれとるがな。


それでもKinKi KidsやDragon Ashがデビューしたような年代である。

サグラダ・ファミリアですら2026年に完成予定だというのに、現時点では看板しかない。

しまいにはそれをアパマンショップにネタにされる始末。





真相はともかくとして、記事を読む限りでは請願駅としても困難であると思われる。

よし。


豊田民よ、諦めな。


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2017年7月9日日曜日

ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.7.3放送分 新曲"Montage"初解禁






※赤字が自分の感想です


新曲"Montage"初オンエア。


ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.7.3放送分



オープニングトーク




7月に突入。

2017年後半戦に突入。
ポルノとしては夏フェスに出演、そしてその合間を縫うようにTHE野党のライヴも決定。

「お客さんの前で演奏したい」と言っていたら8月にめちゃくちゃ予定が入った。



1曲目"Know No Better (feat. Travis Scott, Camila Cabello & Quavo)" Major Lazer




新曲"montage"初オンエア




いきなり新曲を初オンエア。
晴一さんが曲で昭仁さんが詞を担当。タイトルは"Montage"。

パズドラクロスのタイアップでゲームは幅広い世代に愛されているので、興味を持ったどの世代が聴いても受け入れてもらえるような曲を書いた。

"THE DAY"もアニメタイアップだったので、晴一さんが詞を担当すると色分けが難しくなるため昭仁さんにお願いしたそう。
アレンジは篤志さんが担当。

"LiAR"や"オー!リバル"のように今までのポルノの良いところを残しつつ、新しさも兼ね備えたアレンジにしてくれて面白いことになっている。


そうそう。このカフェイレの書き起こしってこういう曲の紹介とかを記録として残しておきたくて始めたってのもあるんですよね。


2曲目"Montage"
宇宙初フルオンエア


曲についてはタイムフリーで聴いていたので、僕なりの初聴きの感想を置いておきますね。





細かな感想はまたCDを買ってから。


シングルの追加情報。
ニューシングルの両A面のうちの1曲がグラチャンバレーのテーマソングに決定。

曲は決まっていて、これからレコーディングだそうです。
これに伴って、高崎アリーナで試合観戦と、柳田(将洋)選手・石川(祐希)選手と対談してきた。

その対談で全日本を背負って立つ2人を前にして「ちょっと海外でライヴしてくる」という感じではなくて「海外に勝負してくる」という真摯な目線を感じた。
そうした姿勢に強い刺激を受けた。

ジャンプしたら2mを越えるけど、ちゃんと地に足を着いた姿だった。


3曲目"Mugen"










相談するほどです相談室




どれくらい読書をしていますか?

現在はスマホの影響で3人に1人が詠まなくなっているそう。

僕は週3〜4冊くらいですかね。


最近の晴一さんはゴルフの本ばかりだそうです。

「80を切る」というタイトルの本を即買ったそうです。





このシリーズか。

まず「自分が下手」であると自覚することから始まる。プロは幼少から初めているので、それをいきなり真似しようとしてもダメ。
タイガーウッズのようにアプローチでバックスピンをかけて止めようとしてもダメなので、アプローチの距離になったらもうパターで打てと書いてあるようなSっ気がある内容だそうです。


書籍情報

『We are オーバジンズ!』の発売が決まっているが、タイトルが変更になる可能性があるため、まだ"(仮)"がつくそう。

現在絶賛原稿を直しているそう。
赤字がたっぷり入っていて、その作業は書く時の半分近くかかっているので大変な作業。しかしやるほど作品は良くなってくのでやりがいはあるそう。


コーナー:相談するほどです相談室

※梅雨の期間限定で真剣(ガチ)な質問を取り上げる


メール:先日ショッピングセンターのエスカレーターで、好きだった同じ部活の男の子がデートしているところを見てしまった。好きな男子はデートしていた子が好きだったそう。まだ付き合ってはいないようだがその恋を応援すべきか。

晴一:この情報だけでいくと完全に詰みだよね。でもこの子10何歳じゃろ?絶対分かれるから。だから絶対来るべき分かれる日に向けてポイントアップしている。そして分かれて弱っている時を狙ってゴー!絶対この機会(チャンス)を見逃してはだめ。だから今のうちにワンピースみたいに伏線を貼っておく。たとえば好きな男子が履いているスニーカーと同じものを履いて「かぶった!」とか。そして弱ってる時に「実はあの時の」と言って「繋がっている」効果を狙おう。


メール:1ヶ月前彼氏ができてラブラブ。しかしある日にLINEが既読スルー。連絡が取れない。

晴一:これは、与えられた情報だけでいくと、あっち結婚しとるで。なかなか男からブロックすることはない。男は分かれても、遊びであっても格好良く思われたいと思っている。
あわよくば何年後に会っても格好良くいたいと思われたい生き物。だから例えば寝ている間に奥さんに指紋認証突破されて即ブロックされたんじゃ。
晴一さんの知り合いでも歳上の人が1ヶ月でフラれた。でもさらに歳上のお姉さんがいうには「ラブラブだった時の"陽"の気持ちが残っているのでまたすぐに彼女はできる」と言われた。


4曲目"小説のように"




ホールインワン



学生のみなさん夏休みが減ったらどうしますか?
静岡県吉田町では小中学校の夏休みが10日間に短縮。授業日数を増やして午前中のみの日を増やすそう。

はえー。子どもとしたら大変ね。大人になったら休めないのにね。


元々24日くらいしかないんだ?40日くらいあったよね。
でも10日は短いなぁ。与えられる側だったら絶対言わないけど40日は長かった。それこそ大学生くらいで有意義に過ごせるならいいけど。

休みはあってもいいけど、フィンランド人の知り合いは「日本は部活などで休みで家族の時間がなくなることが少ない」と嘆いていたそう。


コーナー:もっと面白い話ないん?

メール:バナナマンの日村さんがホールインワンしたそうです。アマチュアで1万2千○×△分の1だそうです。

晴一:昔はホールインワンするとパーティーしたり、記念品出したりお金かかっていた。今でもあるけどホールインワンに保険があるくらい。

今浪:ちなみにホールインワン保険には入って?

晴一:ない。ホールインワンしたいかなぁ。ホールインワンは入っちゃったじゃなくて狙って出さないと格好悪い。ホールインワンかあぁ、やっぱり出したいね。


5曲目"NaNaNa サマーガール"




では今週も閉店です。









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【感想】ハルカトミユキ 3rdアルバム「溜息の断面図」全曲レビュー






ハルカトミユキの3rdアルバム「溜息の断面図」がリリースされた。

ということで、アルバムについて書いていきたいのだが、ハルカトミユキのアルバムは毎回自分にとって大きな事件である。
今回のアルバムも僕にとってあまりに大きな存在であり、何度も聴き込んでいるが全貌はまだ掴みきれているとは思えていない。


しかし、様々な想いが頭を駆け巡っているので、ここで一度現時点での感想を残しておきたい。
アルバム全体についてはAmazonのレビュー企画に投稿したのでそちらを見ていただきたい。

今回は各曲の感想を書いていくことにする。

 

ハルカトミユキ 3rdアルバム「溜息の断面図」




アルバム全曲感想




1. わらべうた







見たまましか捉えられない世間へ「想像力のない奴ら」という痛烈な一撃。

僕の感覚なのだが、タッチパネルの普及とともに直感的に物事を捉える力が増えた分「考える」という工程が蔑ろにされがちではなっていると感じている。
わらべうたを用いているのは、そんな幼児性を強調している。


2. Stand Up, Baby







ギターリフから始まるロックナンバー。
ここでも「幼稚なのは、一体誰だ」という言葉が使われている。

純粋さを純真と履き違えているようなことへの苛立ちが、終盤の舌打ちに集約されドキリとさせられてしまう。



3. Sunny, Cloudy


"世界"~"光れ"からの流れを受け継ぐ曲という。
でも僕が真っ先に思ったのは"嘘ツキ"だった。おそらく東京を舞台にしているからだろうか。

アルバムの中でも最もパーソナルな曲だという。

「変わってしまった」

という歌詞にあるように、もう戻れないのは電車に飛び乗ること、青信号を渡った先に来てしまっていることからきているのだろう。
歌詞については後日深読みする予定。

そして歌い出しを見てブログのタイトル「飴色の黄昏」にすれば良かったとふと思った。



4. 終わりの始まり







アルバム先行となった曲。
ハルカトミユキ史上で最も怒りを詰め込んだと思われる歌詞が強烈だ。

しかし、それと同じくらい後半にかけてのアレンジが白眉であった。
「もういいかい」の問いかけにいつ聴いてもゾクっとしてしまう。心臓を指でなぞられるような感覚。

初めて聴いた時の曲展開があまりにも強烈で、これから初めて聴くという人が羨ましくもある。


5. Fairy Trash Tale


アルバムの中での個人的ベストチューンはこの曲。
曲、歌詞、演奏、歌、アレンジ全てが僕のツボに的確にクリーンヒットした。

この曲の歌詞は、僕個人としては歴代に入れたいほど好きである。
夢の中で素晴らしいと思っていたものは、全て空虚なのとなる。それは現実世界を映す鏡でもあったからだ。そんな現実をまざまざと突きつけられる

「おとぎ話を買いに行く」

というフレーズが強烈だ。

この曲は語り出すと止まらなくなる。



6. WILL(Ending Note)








Aメロの「~存在」という縛りが印象的。
面白いなと思ったのは

檻 壊した存在
壁 作った存在

など最初の文字の後にスペースが空いていること。
これは最初の漢字と後ろの言葉を線結び問題みたいに組み合わせているような印象だったんですよね。
上の歌詞でいくと、違う歩みをしていれば「壁 壊した存在」になっていたかもしれないというように。

しかし、そうして見ていくと、最初の文字と後ろのフレーズが結びついているもの2つだけある。それこそが2番の、

見捨てて消えた存在
愛せなかった存在

だ。それこそが、どんな運命であっても行き着いた果て、しかしそれでも「愛してる」と伝える主人公に胸を打たれる。



7. 宝物







この曲が裏のリード曲という。
ピアノが主体のかなりシンプルなバラード。だが、さりげなく入っているノスタルジーなシンセが印象的。

幼さや青さを抱えて忘れて、それでも大人になろうとする曲。「夜は明ける」という言葉は"夜明けの月"を彷彿とさせる。
そう、いつもそばにある月のように宝物は気づいていないだけでそばにある。



8. 近眼のゾンビ


ハルカトミユキでゾンビといえば"プラスチック・メトロ"が印象深い。

なぜゾンビなのか、僕は思考が停止して、ただなんとなくの欲望だけを携えて生きてる存在としてゾンビというモチーフはとても皮肉が効いてるなと思う。

サビのメロディラインがとても好き。


9. インスタントラブ


アルバムの中では最も軽やかなナンバー。しかし歌詞にはピリリとしたスパイスが効いてる。
この感じは、曲調は違うけど"Hate you"の感覚に似ている。

「うっかりちゃんと触れちゃって」

という歌詞がうっかり何気に気に入ってる。



10. 僕は街を出てゆく


曲調はど真ん中のフォークなんだけど、シンセのアレンジが入ってハルカトミユキサウンドになっている。
ただ、そこが好みの分かれ目にもなりそうな気も。

シンプルにギターだけの弾き語りだけでも聴いてみたいナンバー。



11. 嵐の舟


静かな入りから徐々に激しくなるサウンド。
文字通りの「嵐の前の静けさ」から嵐の激しさ、最後にすっとそれを抜ける感じがアレンジの妙だなと思う。
Aメロの最後のコーラスとかめちゃくちゃQueenぽくて思わず笑ってしまった。

インタビューなどではよく"近眼のゾンビ"~"インスタントラブ"の並びが話題に出てたけど、個人的には"インスタントラブ"~"嵐の舟"という並びにも面白さがあると思う。
"インスタントラブ"を受けての、


それは愛じゃないと
間違いだと言うけれど
正しい愛など
どこにあるというの?


なんて言われてしまうと思わずドキリとしてしまう。



12. 種を蒔く人


曲調のせいかもしれないが、最初に聴いた時に想像したのがイエモンの"球根"だった。
「でも希望の水を僕はまいて」なんてフレーズや、生命を種(球根)に置き換えて、植えて育てていくというテーマも共通している。

この曲は残された人の曲だという。つまり"世界"において旅立った人を見送った人かもしれない。
前回の野音は"世界"で始まって"光れ"で終わった。
それは"世界"で抜け出した世界が行き着いた先が"光れ"であるから。
そうであるとすれば、

「去り行く友の憧れの跡」

というフレーズは切なさを伴っている。
しかし、それでも人はそれを拾い上げ、種を蒔いて生きていく。


ということで、アルバム全曲感想でした。
正直まだ書きたいことの半分も書けてないので、後々個別に書いていきます。








特典ディスクについて



初回版特典である昨年の野音のライヴ音源。

大変素晴らしいです。


それだけに、欲を言えばフルで見たかったし、あわよくば映像化して欲しかったというのが本音である。
個人的にはクラウドファンディングしてでも欲しいんですけど。

だが今のサポート体制になってのバンドとしてのまとまりが、とてもよく分かるようにもなっている。


これを聴くことで今年の野音を見てみたいと思えるような魅力的な1枚になっていると思う。

なので買うなら断然断固として初回版をオススメする。





【関連記事】

【感想】ハルカトミユキ「LOVELESS / ARTLESS」
【ライヴレポ】ハルカトミユキTOUR "LIFE"FINAL 約束の地・野音 part.1









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2017年7月8日土曜日

アホなりのHUNTER×HUNTER 34巻ネタバレ感想 これ嘘喰いより難しくね?





HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の最新刊である34巻が先日発売された。

僕は毎日のようにハルカトミユキの新譜をひたすら聴くことと、山田玲司のヤングサンデーの過去回をひたすら見続ける日々を送ったため、後れ馳せながら読んだ。

もう1つ理由があって、完全にストーリーを忘れていて読むのに時間掛かった。





しかも34巻っていきなり天空競技場でのヒソカvsクロロがいきなり始まるじゃないですかだから思わず「前巻読んでなかったっけ?」となった。


慌てて33巻を調べるとクラピカもイルカの表紙に見覚えはあるし、何より電子書籍の購入履歴もあった。なんだ、と思いつつも一応読み返すと驚いた。全く覚えていない。
一応、限りなく断片的にはコマを思い出せるところはある。それにしても限りなく初読の印象だ。


それもそのはずである、33巻は2016年6月8日発行、つまり一年前だ。なんなら32巻は2012年12月31日発行ではないか。

覚えてるわけない。忘れすぎててネットで見た「ゴトー死亡」というワードに「ネタバレすんじゃねえ!!」とキレかけたことがあるほどだ。


ということでそんな感じで34巻を読んだのですが、これがまた複雑だなぁと……

そんな感じでツラツラと感想を残しておきます。




『嘘喰い』より難解



では何が複雑かって話。

それはもう直接的に矢継ぎ早に説明されるクロロの念能力である。
ヒソカvsクロロを一読で全部理解できる人いるのかあれ。




そもそも「クロロは本を持ってないと能力を発動できない」なんてルールからして夏の青空のようにスコーンと抜けてた。


よくロジックが複雑、難解だと言われている『嘘喰い』よりもさらに難解ではないかとすら思う。
例えるなら嘘喰いのバトルシーンとギャンブルシーン組み合わせたような。

『嘘喰い』のストーリー上で最も複雑とされる"業 の櫓"でさえ40回くらい読んで「たぶんこういうことだろうな!」と思う程度の知能しかない僕に容赦ない固有名詞の暴力が襲いかかる。


これは初めてファイナルファンタジー12をやったときと似ている。当時は学生だったので、暇を持て余していたからやってみたのだが、最初の世界観とストーリーの説明文に出てきた固有名詞の暴力に理解が追い付かず、クリアしてもなおストーリーが理解できなかったという過去がある。


試しにWikipediaからストーリー引用してみます(読まなくていいです)

イヴァリースと呼ばれる世界では、ダルマスカという国があり、その統治元の帝国アルケイディア、そしてアルケイディアの敵対国であるロザリアの戦争があった。ダルマスカ王国の王位継承者、アーシェ・バナルガン・ダルマスカは戦争の中で幾多の悲劇を目の当たりにし、特にアルケイディアに夫を殺されたためにアルケイディアに対する復讐心を抱くことになる。「破魔石」を用いて復讐を果たそうと、破魔石を探すことになるが、その道中で様々な人間と触れ合うことで、次第に母国を守り、戦争を止めたいという強い意志に変わっていく。各国家(特にアルケイディア)の中の裏切りや政治情勢の乱れ、そしてアルケイディア帝位継承の座を巡った兄弟間の動きによって、戦争は次第に荒ぶってゆく。


こんなの分かるわけないだろう。


かつてソフトバンクの孫正義は「髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである」といったという。

僕は「理解が後退しているのではない。 私が理解より前進しているのである」といいたい。


『HUNTER×HUNTER』の話に戻ります。

とにかくクロロの念能力の説明に頭が追い付かない、バトルの状況がよく分からない、能力を複数使うことで制約も複雑化するなんてことでして。

ヒソカはクロロがどんな能力の組み合わせでくるのか思考しながら死闘を繰り広げていたが、僕は能力名前を見る→能力を思い出す→ふんわりとしか思い出せない→とりあえず読む→うわ、なんか凄い闘いだゾ!(ゝω・)vキャピくらいな感じで読んでました。

ロジックについては、ちゃんと読み返して順を追って理解しようと思います。


今のところの僕の考察は↓のシーンは「ワールド・ウォーZ」観たのかな?ってことくらいです。












作者巻末コメント



そうしたらヒソカ死んじゃうんですもん。


すっごくびっくりした。


結局「こんなのありかよぉぉぉーーーーっ」と「シン・ゴジラ」の安田さんばりの展開でヒソカは生き返るが。

復活したヒソカはマチをバンジーガムで拘束するが、殺しはしない。そのくせ、コルトピとシャルナークを瞬殺。
シャルナークってかなり人気あった気がするけど容赦なし。


いきなり巻末の話になってしまいますが、今回は巻末に冨樫義博本人による作品解説が載っているのです。昔のヤル気あった頃は話の間の余白ページでエジプトがどうとかあれこれ書いていたような気もするが、もはや忘却の彼方に消えてしまった。

もちろん休載に対する謝罪などではない。


むしろ、腰痛で休んでたはずなのに、話と話の間にのうのうとボウリング話を挟む始末。ヒソカの残忍性なんて可愛いものだ。


巻末コメントで語っていたのは「100%勝つといって勝たせること」、「マチを生かしたこと」など。

読者も待ち望んでいたヒソカvsクロロはいいとしても、他に答えるべき要望があるだろうと言いたい気持ちはそっと胸にしまっておこう。


ヒソカの目的が旅団の殲滅であるのならば、マチを生かしておいたことの統合性がとれない。
作者ですら予測できない展開に今後、何年後(何十年後?)になるか分からないが、マチがどんなメッセンジャーとしてどんな役割を果たしていくのか注目である。



暗黒大陸へ向けての出港



そこから本編は暗黒大陸編に戻る。若干「この人たち暗黒大陸に何しに行くんだっけ?」というきらいすらある。クラピカが仲間の目を取り戻そうとしてるのは辛うじて覚えてる。

とりあえず大まかに流れを確認すると、


カキン王国国王のホイコーロが暗黒大陸への進出で歴史に名を刻むことを宣言、さらには渡航中に王位継承者の選抜をするという

その探検隊の責任者としてネテロ元ハンター協会会長の息子のビヨンドが任命される(ネテロは元々自分が生きているうちはビヨンドを暗黒大陸へ行かせることを止めていた過去がある)

暗黒大陸への渡航を禁止するという各国の結んだ協定に反するとしてハンター協会へビヨンドのハントが依頼される(カキン王国は元々協会には加入していなかった)

そんな折にビヨンドが自らハンター協会に出頭し拘束される

うん。なんかごだごだ争いつつも皆で暗黒大陸へ!


中盤から大幅にはしょったが、大幅こんなものだろう。たぶん。

パリストンの思惑?知らんがな。


船の中ではカキン王国の次期国王の座をかけて王子たちのバトルロイヤルが始まる。クラピカはその警護の1人ということですな。
噛ませ衆満載のメンバーの中、どんな展開になるのでしょうか。


そんなこんなで若干ついていけてない感もあるので、次の巻は出るのに合わせてちゃんと読み返しておこうと誓った。


果たしていつになるかわからないけど。


でもやっぱり揺るがなく面白いもんね、ずるい。






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彼岸島だらけのシン・ゴジラ(ネタバレ有)









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