2016年12月31日土曜日

新藤晴一使用機材~Gibson ES-345編







ずいぶんと久しぶりになってしまった晴一さんの機材紹介シリーズ。

忘れてなんかいないよ また逢えて嬉しい(IN THE DARK)

これまでそこそこ書いてきたからネタがなくなり、取り上げられるのがマニアックな機材ばかり増えていくのでどうしようかと。

しかし、そんな2016年。

晴一さんは新しいギターを手に入れた。

ということで機材紹介としては今年最後になる今回はそのギターを取り上げよう。


Gibson ES-345 1965年製













オトナの誕生日プレゼント






ここからは心の中で各文末に「ちっ」もしくは「けっ」と付けながらお読みください。


カフェイレのメールでもよくある質問ですが「大人になって良かったって思うことはありますか?」ってやつ。恋するウサギちゃんは永遠のセブンティーンです。
リアル・サーティスリーの僕がはっきり答えましょう。
それは
「食べたいと思ったものが思った時に食べれた時!」
これに尽きます。


と、昔々の晴一さんは書いていた。今は、ね。帰る家があることだし。

そんな晴一さんだから、自分への誕生日プレゼントにギターくらい買うさ。

あなたつい数年前に「家宝」とか言ってレスポールカスタム買ってたじゃん。






でもまぁ、ショウバイドウグだしね。ハセキョー怒らないのかな。

ともかく、晴一さんが今年の自分の誕生日に自分で買ったギターである。

めちゃくちゃカッコええ。

大人はズルい。

ちっ。

あ、自分で言ってしまった。


※「ちっ」と付けるのここまで



ES-345というギター



さて、このES-345というギターに迫ってみたいと思う。

Gibsonが1959年頃に発売したモデルである。

ES-335の上位モデルとして発売された。

ES-335を踏襲しつつ、金属パーツがゴールドになっていたりビグズビーが付いてるのがあったり見た目が豪華になっている。


そしてサウンドの面で最大の特徴が「バリトーン・スイッチ」の導入である。

バリトーン・スイッチとは簡単に言えば「ローカット」を調整するスイッチだ。
1~6まで段階的にローカットの度合いが調整できて、数字が上がるごとにハイが強くなる。

ちなみに低くて良い声の人のことを「バリトン・ボイス」というのを訊いたことがある人が多いんじゃないかな。
バリトンは「テノールとバスとの間の男声音域」のこと。この音域を調整するものということだね。
※英語で「バリトーン」、仏語で「バリトン」となる

ES-335はその甘いサウンドが魅力である。しかし、なのであまりキレのいいカッティングをするようなギターではない。
しかしバリトーン・スイッチを調整することで音に張りが出るようになる。

なので上手く使えばかなりサウンドの幅が広がるのだ。

動画を貼るので、実際に耳でご確認ください。






そういえば、晴一さんはこの間のYOSHIKIさんとの対談のセッションで使用していたけど、大変素晴らしい音色だった。
早く生で見たい。

ということで来年、期待しております。


[追記]
今気付いた。このギター思いっきりカープカラーやん。


では良いお年を!


☆ギタリスト使用機材


ギター
  1. 新藤晴一使用機材〜レスポール(1960年製)編
  2. 新藤晴一使用機材〜テレキャスター編
  3. 新藤晴一使用機材〜Sagoギター編
  4. 新藤晴一使用機材〜ポール・リード・スミス編
  5. 新藤晴一使用機材〜ES-335(クリス・コーネルモデル)編
  6. 新藤晴一使用機材〜レスポールカスタム(1958年製)編
  7. 新藤晴一使用機材〜ホワイトファルコン編
  8. 新藤晴一使用機材〜レスポールJr. TVイエロー編
  9. 新藤晴一使用機材〜ストラトキャスター編(1)
  10. 新藤晴一使用機材~エレガットGibson Chet Atkins CEC編
  11. 岡野昭仁使用機材~ES-335編
  12. マシュー・ベラミー使用機材〜Mansonギター編
  13. トミー・エマニュエル使用機材~Matonギター編

アンプ
  1. 新藤晴一使用機材〜マーシャル JCM800編
  2. 新藤晴一使用機材〜Kemper Profilling Amplifier編
  3. 新藤晴一使用機材〜Marshall 1974X編
  4. 新藤晴一使用機材~Two Notes / Torpedo Live編
  5. 岡野昭仁使用機材〜Orange Rockerverb 100編
  6. ジョン・メイヤー使用機材~Two Rock編
  7. ジョン・メイヤー使用機材~Dumbleアンプ編
  8. 菊地英昭(エマ)使用機材~アンプCAE/OD-100編
  9. 星野源使用機材〜SHINOSアンプ編

エフェクター他
  1. 新藤晴一使用機材〜KLON ケンタウロス編
  2. 新藤晴一使用機材〜FREE THE TONE GIGS BOSON編+レビュー
  3. 新藤晴一使用機材〜Providence VELVET COMP VLC-1
  4. ジョン・メイヤー使用機材~Keeley Katana boost編
  5. 機材紹介〜ZOOM MS-100BT MultiStompレビュー
  6. Noah'sark / AC/DC-1 パワーサプライ使用レビュー








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2016年12月30日金曜日

近所の飲食店ほど行かないって持論を考えたら人生哲学に行き着いた






突然だが、あなたの自宅の近所には何があるだろうか。

コンビニ、飲食店、ディスカウントストアなど。

「家の最寄のコンビニは52km先です」

って人はすみません。今回はお呼びでないです。


僕の家の近所にもいくつかコンビニや飲食店があるのだが、今回は飲食店にスポットを当てたい。

テーマは「家の近くにある飲食店ほど行かない」である。



近いのに行かないココイチ問題



たとえば、僕の家の近くにCoCo一番屋があるのだが、今の家に引っ越してきた9歳から20年間、29歳に至るまで2回くらいしか行ったことない。
未だに実家暮らしなのは置いておいて欲しい。

別にカレーが嫌いだったり、ココイチに親を殺されたわけではない。

ココイチは外ではたまに食べる機会がある。たとえばつま恋でポルノのライヴがあったときにホテル周辺に飲食店がなくて友人と「掛川で餓死」というワードが頭を過ぎっていたときにあったココイチはまさに砂漠のオアシスであった。ホントは掛川のココイチなんだが。

しかし、近所にあるとトンと行かなくなってしまう。存在は知っている、日々当たり前のように通り過ぎるときに匂いで「あーカレーだな」ということは感じている。

でも「夕飯ココイチにしよう」という案が出たことがない。

なんかこれと似た気持ちあるなぁと考えた時に思い浮かんだのが、高尾山であった。










観光地に住む地元民はその観光地に興味がない



「観光地に住む地元民はその観光地に興味がない」という話を訊いたことがないだろうか。


世界有数の観光地の京都だけど、家から5分のところに清水寺があってもその住人はきっと清水寺に興味が持てないのだ。
むしろ毎日押し寄せる観光客にお土産やさんでもなければ鬱陶しいことこの上ないだろう。

僕は八王子に住んでいるけど高尾山に対して観光地だということも、素敵な場所だとも思ったことがあまりない。
それは小さい頃に遠足で行った場所だったり、わざわざ遠くから来る場所か?と思ってしまうからである。

でも行ったら行ったでビアガーデンで「ビール美味え!」と言ってるが。

まさに「観光地に住む地元民はその観光地に興味がない」の例と挙げられる。

こういうことを考えると、よく「家の近所に○○出来たらいいよねぇ」って話をするけど、いざ出来てしまうとあんまり行かなくなってしまいそうな気がする。



人間は近くの幸せを見落として生きている




そう、人間は近くにあるものこそその存在を気にかけなくなってしまうのだ。

上手くいっていない夫婦関係とかはそういうこともあるんじゃないか。

だからこそ近所にある高尾山やココイチに見向きもしなくなってしまう。

これではいけないではないか。

本当に大切な人はいつもそばにあるのに気付かないのだ。

綺麗なバラを見ながら足元の四葉のクローバーを踏み潰しているのだ。

近所のココイチを思っていた僕は思わず人生で大切なものを得ることができた。

辺りを見渡してそんな幸せを取りこぼさないように生きていこう。

でもココイチには行かない。


【関連記事】
【あなたとコンビに】増えるファミマ、消えゆくサンクス 僕の思い出とともに









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【映画】オアシス:スーパーソニック あらすじ&ネタバレ感想






映画「オアシス:スーパーソニック」を観てきた。

ということで、簡単にネタバレ感想を。



あらすじ




2009年に解散したイギリスの世界的ロックバンド「オアシス」の初のドキュメンタリー映画。「オアシス」の中心メンバーであるリアム&ノエル・ギャラガー兄弟への新たなインタビューのほか、バンドメンバーや関係者の証言、名曲の数々をとらえた貴重なライブ映像、膨大なアーカイブ資料をもとに製作。1991年に兄ノエルが弟リアムのバンドに加入して「オアシス」が結成されてから、2日間で25万人を動員した96年の英ネブワースでの公演までの軌跡を追った。ギャラガー兄弟と、「AMY エイミー」でアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞したアシフ・カパディアが製作総指揮に名を連ね、「グアンタナモ、僕達が見た真実」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したマット・ホワイトクロスが監督を務めた。










感想(ネタバレ有)




ストーリーはオアシス結成~ネヴワース公演を行うまでに至った過程を追ったドキュメンタリーである。ギャラガー兄弟を中心とした周囲のメンバースタッフのインタビューと、秘蔵映像と共に進んでいく。
インタビューはあるが音声のみである。

秘蔵映像だけあって、初めて目にするような映像もかなり多い。特に前進バンドThe Rainのライヴ映像なんかたまらないだろう。
ここで披露されているオリジナル楽曲が中途半端に良い曲なもんだから困る。

「Be Here Now」の再販盤は未チェックだったので"All Around The World"の初期verも聴けたの嬉しかった。

あ、あと「ドラッグなんて紅茶を飲むようなもの」発言も動画では初めてみた。






ノエルが加入し、アラン・マッギーに見出されデビューしてからの過程は正直それなりのファンなら、かって知ったるオアシスの姿であったと思う。

ギャラガー家の父親を巡るいざこざ、アメリカでの挫折なんてのも、やっぱりよく知ってるよなってエピソードであったし。

それなのにインタビューまで挟んで丁寧に描いているので、テンポもあんまり良くないなぁというのを感じてしまった。ライトなファン層向けかとも思ったけどそもそもオアシスをあまり知らない層からしたら、逆にこれで分かるか?という感覚があった。

ということで、コアなファン向けかライトなファン向けかどっち付かずに納まってしまったなぁというのが感想である。

ストーリーのテンポ感についてはおそらく自分の好みと違ってたって程度なので、あくまでも個人の感想です。


オアシスのファンサイトでこれらのエピソードを含む内容を書いているサイトさんがあって、僕は昔からよく読ませて頂いてたんだけど、個人的には映像で見るよりこっち読む方が面白かったりする。

ギャラガーズヒストリー
http://riagemnoe2002.nobody.jp/history/history.html

幼き兄弟
http://riagemnoe2002.nobody.jp/history/osanaki1.htm


3rdあたりまで書かれてるけど、面白エピソード満載でさらっと読めるけど読みごたえある。

僕はこのサイトさんが好きすぎて「のえっ!と怒り」とか「のえのえ歩く」とかのフレーズが大好きすぎて、未だに読んで笑ってしまう。

個人的にはネヴワースの映像を大画面で観れることを楽しみにしていたけど、"Champagne Supernova"の演奏映像があったくらいだったのが残念だった。
演奏に関してはライヴ映像やテレビ出演時のが挟み込まれている。






間違いなくオアシスの姿はカッコイイ、映像も面白いのが揃ってる、演奏もフルじゃないにせよそれなりに要所要所で見れる。
なのに今一歩物足りなさを感じたのは何故だろう。

そんな文句を言いつつ、最後に流れた"Champagne Supernova"にはすっかり感動してしまったけれど。あの曲は無条件で涙腺に直撃する。そこから"The Masterplan"でエンドロールなんだから、卑怯だ。"The Masterplan"がエンドロールにピッタリすぎて怖くなる。


途中でのリアムの「観客が興奮して歌っているのを仁王立ちで見ていた。最高の気分だった」というような発言がものすごくカッコよかったし、リアムのカリスマ性が本当によく出てる映画だったと思う。






"Don't Look Back In Anger"はもちろんオアシスの最高傑作とも言える曲だけど、やっぱりリアムの不在が問題になってしまうので、そういう意味で僕はオアシスと言えば"Champagne Supernova"と思ってしまうのだ。それか"Acquiesce"。

あと、しっかりトニーを殴りたくなるように控訴しているトニーを流したのは爆笑した。

トニーと言えば、爆音上映で見た恩恵で音に関しては文句なしだったけど、アラン・ホワイトが加入してからの方が明らかに演奏がタイトになっているのも面白い。

あの頃のエピソードを描いているのにBlurには一切触れられないのにもちょっと疑問ではある。
逆にギャラガー兄弟が音楽を志すキッカケになったThe Stone Rosesのことも出なかったので、他のバンドについては意図的に除外したのかなと。

けど、まあ見終わって「あ、やっぱオアシスって最高だわ」って思ってしまった僕はやはりこの映画の虜になっていたのだろう。





解散とは



ここからは余談。

バンドの解散というのは悲しいものだ。好きなバンドのものなら尚更だろう。

僕もオアシスというバンドには思い入れが強いので、解散した時には当たり前だが悲しかったし寂しかった。

その気持ちは到底文字に起こせるようなものではなかった。もちろん「あーやっぱり」とか「あーとうとう」いう気持ちもあったけど。
解散直前の来日公演も見てたしね。

音楽好きをやっていると、本当にたくさんのアーティストの終焉を見る。中にはヴォーカルが逮捕されて解散なんてのもあった。イアンは絶対許さない。


SMAPの話題については触れたくなかったけど、明らかにファッション的に解散悲しいみたいなツイートしてる人がいて、なんだかなぁと思ってしまう。分かるよね本当に惜しんでる人とそうでない人との差が言葉から。

それは僕自身の経験もあるし、それだけたくさんの人の本気で入れ込んでいたアーティストの終焉を迎えられた瞬間の感情を見てきたこともある。

国民的な存在であったし、悲しむことは決して悪いことではないし、それを言うために資格がとかいうつもりもない。
ただなんとなく周りの雰囲気だけで悲しんでツイートしてるなら、それは悲しみじゃなくてただの同調なんだと。

そんなことを考えてしまった。












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2016年12月29日木曜日

イエモン"JAM"の歌詞の意味にまつわる誤解の誤解「乗客に日本人はいませんでした」









THE YELLOW MONKEYを代表する曲"JAM"。
2016年の紅白でも歌われる予定の曲だ。

この曲の歌詞についてよく揶揄されていることがある。

それは、


外国で飛行機が墜ちました ニュースキャスターは嬉しそうに
「乗客に日本人はいませんでした」
「いませんでした」「いませんでした」


という部分。

この歌詞を額面どおりに受け取っている人、それに反論している人などが多くいる。
しかし、どれもいまいち自分の考えと合わない。

こんな90年代に散々言われたであろう事項を、それこそ紅白で初めて聴く中学生とかがちょっと覚えた知識でTwitterにでも書いてしまったら将来的に書いた本人がとても可哀想なので、解釈を書いてみることにした。








歌詞に対する指摘記事について



まず指摘内容について、要約すると。


海外の事故などでの「乗客に日本人はいませんでした」というのは、大使館などに問い合わせが殺到しないようにしているための配慮である。


ニュースで伝える内容としてはこれが紛れもなく「事実」である。

しかしながらその部分だけを切り取って浅はかな指摘をしている記事がたくさんあるのだが、果たしてそれで終わらせていいのだろうか。

こういう上っ面だけ切り取って批評して得意になっているような人たちが嫌なんだよ。

歌詞というものの性質について、思慮しなければいけないのだ。



誤解の誤解




しかし"JAM"でこのフレーズを使っていることの意図は別にあると僕は思う。

この曲で主人公はずっと暗い部屋で鬱蒼とした気持ちを抱えている。
ただひたすらに君への想いを切々と歌って。

ここで1つ定義しなければならないのだが、歌詞というのは「正論を振りかざすもの」ではない。


そして"JAM"における歌詞とはあくまでも主人公の主観に基づいているものなのだ。


「この世界の片隅に」はまさにそんなストーリーであった。
劇中で時折誇張した映像となるのは主人公すずの目を通した世界だからである。


"JAM"の主人公も同じではないのだろうか。
暗くした部屋でそのニュースを聞いたこと、それが主人公にとっての全てなのだ。

つまり、世間一般での「正しさ」ではなく、主人公の中での「正しさ」が歌われている。
そしてその憤りは社会にではなく自分自身に向けられているといえるだろう。

というかそもそも指摘記事書いた人間が額面どおり受け取るなら「前前前世から君を探してた」って歌詞にちゃんと「そんな訳ないだろう」って指摘したんだろうな。




本質



話はそれるがポルノグラフィティに"∠RECEIVER "という曲がある。その中でこんな歌詞がある。


雨が家を沈め 波が町ごとさらった 奪った
大地は揺れて避けた 人はうろたえるだけの無力さよ


この曲は3.11の震災の1年前に発表されたものである。

震災のあとにファンの間では様々な憶測がめぐっていた。もうお蔵入りになってしまうのではという内容が主だったものだ。

しかし、震災から半年経ったライヴでポルノはあえてこの曲を演奏した。

それはこの曲の本質がそういった災害や悲劇から逃げないで受け止めるという決意が歌われていたからだ。


何が言いたいのかというと"JAM"について上記の歌詞が取り沙汰されるが、この曲の本質はそこではないということだ。


この曲の本質は主人公の男が自分が本当に求めているものを見つけることにある。
ニュースキャスターのコメントはキッカケとなる要因であって、たとえ他の出来事に取って変わっても何ら影響はないのだ。

そんな社会の中での悲劇がキッカケで主人公は自分にとっても大切なものがなんであったかに気付くのだ。
その大切なものこそが「いませんでした」の先にある歌詞で、それこそ単純明快な答えなのだ。

なんだかんだ言われても紅白は影響力高いので、少しでもこの曲が意図せぬ批判を受けるのが嫌なので今回言葉にした。


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TVの中のロックスター、憧れと現実











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2016年12月26日月曜日

【疑問昔話】桃太郎のおばあさんはどうやって川から桃を拾い上げたのか







昔話やおとぎ話を真面目に考えていくといくつも不可解な点が出てくる。

そんな疑問を書いていくシリーズ「疑問昔話」
「日本昔話」と同じイントネーションで読んでください。

まずは、ド定番である桃太郎を取り上げたい。

ちなみに桃太郎は桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんが燃え上がってしまい桃太郎が産まれたという話もあるが、ここでは定番の桃太郎を基準とする。








おばあさんのスペック高過ぎ問題







物語の始まりから不思議で仕方ないのだ。

この際に誰が桃を流したのかということは置いておきたいのだが、完全に育児放棄である。
いくら寓話とはいえ、子ども向けの話で育児放棄を扱うのは果たしていいのだろうか。

ひと昔前は犯罪が起きるとホラー作品などが槍玉にあがる時代であった。
もし桃太郎読んだことのある母親が育児放棄をして子どもを捨ててしまう事件が起きてしまったら、桃太郎は悪影響を与えるものとは言えないだろうか。

まぁ、ここまで書いたがその問題は置いておこう。


川で洗濯をしているおばあさんのもとへ桃が流れてくる。
そしておばあさんが拾うわけなのだが、ゆくゆく桃太郎と呼ばれる赤子が入った桃である。

赤子であるからには3kg前後は重さがあるはずで、しかも川を流れてくるのだ。

昔話なので年齢と健康状態については考察が難しいが、川で洗濯できるくらいなので、そこそこは元気なおばあさんということになる。
だが、川に浮いている3~4kgの物体をおばあさんが持ち上げるのはかなり困難ではないか。

今のように栄養ばっちりな食生活をしているとは到底思えない。ということはそれなりに足腰も弱っているはずなのだ。下手をするとおばあさんがドンブラコしてしまう。

そこからと実はおばあさんの身体能力はとても高スペックだったのではないだろうか。

その証拠として、この世界では鬼が牛耳っていることを念頭におかなければならない。

桃太郎が唐突に鬼退治すると言い出したことからも、それなりに悪さを働いていることになる。

そうすると、おじいさんはそんな危険な世界にも関わらずおばあさんを1人で洗濯に行かせたということになる。
スラム街だったら普通そんなこと出来るはずがない。僕はおじいさんが無神経すぎると思っていた。

しかし、おばあさん身体能力が高いのであれば、その放任ぷりも納得なのである。

もはやおばあさんも鬼倒せるんじゃない?



宝物の行方問題







いきなり結末になってしまうが、最後の展開についても疑問がある。
鬼が桃太郎に討伐されるという重大なネタバレが含まれるためこの先はネタバレ注意だ。

よし、ネタバレしても大丈夫だろう。
最後はこう締め括られる。


そして三人は、宝物のおかげでしあわせにくらしましたとさ。


待て待て。


宝物は誰のものだったのだ。

生活からも間違いなくおじいさんとおばあさんのものではないことが明らかである。
でなければ、おじいさんは芝刈機使ってるし、おばあさんもドラム式の洗濯機くらい使ってるだろう。

ということは、鬼が積み上げてきた宝物か町民などから奪ったものということになる。

なぜおじいさんとおばあさんがおこぼれに預かっているのだろうか。

これでは完全に窃盗ではないか。いや、強盗か。

奪われたものだから、奪い返せばいいという話ではない。お前らの宝物ではないだろう。

1番の鬼はこの人たちではないだろうか。


桃から産まれたからには桃太郎の出生届は出されていないだろう。
拾った子どもを我が物顔で育てたあげく、AK-47くらい持たないと立ち向かえなそうな鬼の本拠地へ行くのに持たせたのは団子、そして奪った宝物で暮らす。


こんな人たちが寓話の主役として描かれていいのだろうか。

だって『三人は』である。命を賭けた猿、犬、雉はどこへ行ってしまったのだろう。

めでたしめでたし、なんて言っている場合じゃないのだ。


ということで第1回は以上。

第2回は「浦島太郎から何を教訓として得ればいいか分からない」を取り上げようと思う。










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2016年12月25日日曜日

ジョン・メイヤー使用機材~Paul Reed Smith編







ジョン・メイヤー(John Mayer)が好きである。

けど、最近のライブの状況とかはすっかり見ていなかった。

どうやら2017年はじめに新しいアルバムを発表するらしい。


ジョン・メイヤー、来年にもニューアルバムをリリース


数々の女性とのロマンスが取り沙汰されてきたジョンは、新たなお相手を見つけようとしているようで、「また恋人を見つける気マンマンさ。これまでになく大人になった気分なんだ」「お膳立ては整ったからどっかでかわいい子に出会うのを楽しみにしているよ。今はシングルだけど将来が楽しみだね」と語った。


は?


さて、そんなジョン・メイヤーの最近の傾向。
先日知り合いの楽器屋の店員さんが「最近ジョン・メイヤーPRS使ってるんだよねぇ」と言われた。

ほぉ。いよいよフェンダーにも愛想尽かされたか。
どうやら一足早く新しいロマンスを見つけたようだ、ってやかましいわ。

ちなみにジョン・メイヤーはグレイトフル・デッドと共にDead&Companyというバンドをいつの間にか結成して活動していた。
やばい、海外の音楽事情に全くついていけてない。

ということで、そんなこともありつつ今回はジョン・メイヤーのPRSに注目してみようと思う。














PRS ジョン・メイヤーモデル



さて、いよいよPRSを見ていこう。

実はいつの間にかPRSはジョン・メイヤーモデルを発売していた。


Gear Otaku: PRS とジョン・メイヤーがコラボ
限定100本のPrivate Stock Super Eagle 発売


世界限定100本だそうだ。


というか2014年にフェンダーと契約解除してたのね。

さて、日本で見てみたらイシバシ楽器で取り扱いがあった。






Private Stock Brazilian #6225“Super Eagle”
http://www.ishibashi.co.jp/sale-event/15712


ひゃ、190万円!?


マジかよ。下手なヴィンテージものより高い。

しかし、細かく見ていくと、仕様が凄まじい。上記サイトより抜粋しよう。


電装系にもこだわりが詰まっています。ピックアップは特別に巻いた58/15 JM Treble と同Bass という2つのカバードハムバッカーに加えて、シングルサイズハムのNarrowfield JM を搭載。これら3つのPU は個別のミニスイッチでコイルタップが可能です。


パッと見ではピックアップはHSH配置かと思ったけど、センターはシングルコイルサイズのハムバッカーらしい。

そして、全てのピックアップがスイッチングでハムバッカーとシングルコイルを切り替えできるとのこと。
ということはピックアップだけで27パターン組み合わせが出来るということになる。天才か。

更にはトレブル・ブースト付きJCF Audio製プリアンプが内蔵されているとか。

ただでさえ全部俺のお茶、いやオールマイティーなPRSに、ここまでやったらなんでもできそうだ。世の中のエレキギターの役割の8割くらいカバーできそうだ。
ホロウボディ仕様もいいし、バーストの見た目も素晴らしい。

誰か190万円くれないかなぁ。



使用映像



では、動画で音を聞いてみよう。














最後は本人のギター紹介動画。







マジかよ超良いじゃねか。


サンタさん、来年待ってます。


メリークリスマス。








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